へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

あけまして…

2010-01-08 20:11:01 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

剛おにいちゃんは、休みがあけて仕事に戻り、また休みには彼女を連れてくるよ~と調子よく帰って行った。
んでぼくは、学校だ。 いつものようにスクールバス乗り場に行くと、たかのり、たかひろ、みきおがいて、先輩たちがいて…、
「ん?バカヤローは?」
と小太りの嫌みなやつの姿が見えないことに気づいた。
「なんかねえ~、親と海外旅行にいって帰ってこないみたいだよ」
とはるみがぶりぶり怒っている。
「何で知ってんの?」
「メールがきたのよっ、アドレス変えたのに知ってるのよっ」
こりゃ、ストーカーだ、間違いない。
「細太郎く~ん、違うからね」
「しらね~よ」
ぼくはうんと邪険に答えてやった。
「細太郎くんってばクールなんだから」
用法間違ってね~か。 ま、あいつらのことはどうでもいいや。
学校に着いて、SHRが始まるころ赤松がきた。
教室がざわめいた。
「先生太った?」
大胆にも野茂が聞くと、
「おまえらに会わないと思ったら、食欲が出たんだ」
と怒鳴られた。
あ、そ~。
今年はどうやって虐めてやろうかな。
と、思ったのはぼくだけじゃないだろうな。