へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

赤ちゃんができた!

2007-10-02 18:48:09 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

広之おにいちゃんの奥さんの慶子おねえちゃんの体の調子が悪いというので、広之おにいちゃん…いや学校ではさらだ先生が一日落ち着かない様子でした。
「どうしよう、治らない病気だったら
と、昼休みや放課後にぼくたちが遊んでいるとやってきて、ため息ばかりついていました。
「先生、心配すんなよ、あの鬼嫁が死ぬわけないじゃん」
と、たかのり君に言われても、
「鬼嫁でも、先生の奥さんなの」
と、またまたため息です。
「よっぽど奥さんが好きなんだねえ、先生は」
たかひろ君がサッカーボールを蹴りながらつぶやきました。
「へえ、鬼嫁なのにねえ」
「でも美人だから」
「先生って、奥さんのお尻の下にしかれているんだよね」
ぼくたちが口々に勝手なことを話していても、耳に入っていないようでした。
そのうち、先生の携帯がなりました。
「あ、慶子?どうだった?うん、うん、うん」
ぼくたちは先生のそばによって、会話をききました。
「え?何だって?もう1回言って?ほんと?まぢ?そうか!やったあ
突然叫んで、思いっきり飛び上がって、大声で叫んでいます。
「なんだなんだ?」
僕たちは、さらだ先生のうってかわってのはしゃぎように、びっくりしました。
「気がくるったんじゃねえか?」
おそるおそる様子をうかがってみると、
「聞け、おまえたち、先生にあかちゃんができたんだぞ
と、ぼくの肩をつかんで思いっきりゆらしました。
「えええっ
こりは、びっくり