紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

青春クラブ 社協への資料提出

2024年03月05日 | 青春クラブ・自治会・お寺

今年度の活動報告や来年度計画など9種類もの提出が義務付けられている「老人クラブ」。

・・・提出しなければ・・・

提出しないと、助成措置である補助金が適用されない。また、老人クラブ連合会にも加盟できない。

12年前、我が地区の旧老人クラブが解散し、自治会集会での区民からの復活要望がきっかけとなって発足した青春クラブ。10人が発起人となって、旧老人クラブで行われていた葬儀対応や故人からの寄付など古くからの慣習を廃し、しかも飲食代などを含めた活動費用は全て参加者実費負担という新たな運営ルールを定め、また老人クラブという表現を嫌う人も多いので名称も青春クラブに変更して発足した。

もともと、そうした新たなクラブとして発足したので補助金がなくても困らないが、老連主催の大会参加や団体傷害保険加入ができなくなる弊害があるので、老連加盟のために書類提出している。せっかく提出するのだからと、正当に頂ける補助金も申請することにしている。

・・・老人クラブ 衰退の要因・・・

田舎ほど高齢化割合が高いのに、最寄りに憩いの場を期待する人も多いはずのに、ここ数年、他地区では老人クラブの解散が目立ってきた。

その要因として推定できることが2つ。

1つは、役員が高齢化し後継者がいなくて解散せざるを得なくなったケース。かつての我が地区もそうだった。高齢者は多いはずなのに入会する人がいないことが要因。老人クラブに魅力がないからか、その他の理由によるものかは地区によって事情は様々。

もう1つは、近年、補助金審査が厳しくなって提出書類も増えてきため、活動内容の見直しや書類作成でギブアップするケース。事務職経験がありパソコンが使える人がいなければ、書類作成が厄介すぎるのは確か。

老連役員会で頼まれた我がクラブ会長が、かつて議員として議会で提出書類の簡素化を要望したが、「制度上や監査手続きなどから簡素化は難しいので、社協事務局で書類作成をお手伝いする」とのことになった。

確定申告をするときに町が支援するのと同様に、老連書類の作成を社協がバックアップしてくれることになったものの、各クラブで補助金利用ルールを理解した会計処理と、それに応じた領収書(何をいくつ買ったかわかるレシート添付)があることが前提。

補助金対象とそうでないものが混同した領収書は全額補助金対象外となるので、買い物するときは2回に分けてレジしてもらうなどの注意もいる。

活動計画書・予算書作成では、何が補助対象で何が補助対象でないのか、金額制限や回数制限はあるかなど理解していないと補助金申請すらできない。事務が不得手な役員しかいない老人クラブでは解散を余儀なくされているとも聞く。

・・・提出書類が届いた・・・

数日前、クラブ会長が「これ 届いた」と社協から送られてきた提出用紙を持ってきてくれた。

会長:

「ワシに作れと言われたら無理や。辞めるしかない。アンタのおかげや」

自分:

「自分も、いつなんどきどうなるかもわからんので、後継者として〇〇さんと△△さんに事務局を手伝ってもらっている。役場OBと金融機関OBの二人やからパンパンにわかってくれている」

「先日、ボツボツ、アンタ方に引継させてもらおうと思っていると言ったら、二人とも、今、他の✖✖の役を持っているとか言って逃げていた。けど、イザとなったらいつでも代わってもらえるはずや。いつでも代われるようにと、パソコンに入っている最新データをUSBメモリーに入れて、チョクチョク〇〇さんに渡してるんや」 

「そやから会長、ウチは心配ないで。会長は神輿の上に乗って皆を先導してくれてたらいい。神輿の担ぎ手は心配いらんで」

・・・・・・

発足時のしがらみから11年間クラブの世話役を務めさせてもらってきた。おかげで脳トレやボケ防止になったと感謝している。

会員の方も協力してくれるし、至らないことが多いのに感謝までしてくれている。有難いことだと思っている。

でも、いつまで頑張れることやら・・・