HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ブルクミュラー「狩り」

2009年09月26日 | ブルクミュラー
S子ちゃん(小5):
先週は、前日に帰ってきた修学旅行の疲れが出たようで・・・とのことでお休みでした。
「久しぶりだね!先週はお休みだったもんね。だけど、ほかの曜日のみんなも、ほら、『シルバーウィーク』で ずーっとピアノはお休みになってたんだよ。だから結局、みーんな久しぶり!」
「あっ、なーんだ」S子ちゃんは笑いました。

久しぶりの今日は、ブルクミュラーの「狩り」をやってきてね、という宿題が出ていたんですが。
「これ、宿題になったときに、先生に弾いてもらいませんでした」だから弾けませんでした、みたいなニュアンスのS子ちゃんです。
あっ、そう? 確かずっと前に、弾いてあげたことあったよね?
一人でも音をとって、弾けるはずなんだけど、この曲から初めての見開き2ページ、8分の6拍子、と揃った新曲、「難しそう!」と引いてしまったのでしょうか。

先生は一通り、弾いてあげました。こんな曲だよ。思い出した?
それから、少しずつ 一緒にやってみました。
「最初の『タタン!タタン!』という部分、これはどんな場面だろうね?」
「馬・・・?」
「そうだね、狩りをする人たちが馬に乗って、パカッ、パカッ、て森の中を走っていく。それから、次のところ・・・左手の重音のフレーズは、角笛だよ。カスピアン王子の角笛みたいな。『獲物がいたぞ~』ってね」
「ああ~、わかります」
こうして、部分ごとに少しずつ読み取っていくと、その都度S子ちゃんは、難なく新しいフレーズを弾くことができました。
難しそう、とおびえないで、ゆっくり少しずつやってみれば、意外に簡単なのです。
「そうして、また角笛だ。『しとめたぞ~』『そっちはどうだ~』とかね。そうして次の場面へ・・・そのあとはまた、ほら、角笛だ」
「ああ、何回も出てくる。」
「前にあったね?こういうふうに、同じメロディーが交互に何度も出てくる・・」
「トルコ行進曲とか?」
「そうそう。『エリーゼ』もそうだったでしょ? こういうのは、なんという形式だったでしょう?」
残念・・・答えられませんでした (*_*)
ロンド形式ですよ。覚えておいてね。
「ああ、そうだった!A-B-A-C-A・・・って続く・・・」
「そうそう。パッと見てロンド形式だったら、曲の半分くらいはAなわけだから、一気に半分ぐらいはクリアできちゃうお得な形式」
「うんうん」
「だってさ、ほら、1ページ目にはA-B-Aまで出てるじゃない? AとBだけ練習したら、次のレッスンで先生に『1ページ目の最後までやってきました』って言えるじゃない」
「あははー♪」
こうして、S子ちゃんは一気に、全曲弾くことができました。
あとは来週まで、スラスラ弾けるように練習してきましょう (^_^)b

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