HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスンおさめ -M3ちゃん・あわてんぼうのサンタクロース-

2008年12月25日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4):
先週、「あわてんぼうのサンタクロース」を選んで「宿題」としていましたが、この曲はけっこう、左手の伴奏が難しいのです。
「練習してない。一人だと、合ってるのかどうかわかんなかった」といいながら、M3ちゃんはトツトツと弾き始めました。
つっかえたり、まよったりしながらも、ゆっくりゆっくり、音を探し、右手と左手を1音1音合わせながら・・・
1小節、また1小節と弾き進め、とうとう最後まで弾きました。
「ね?ヘタでしょ?」と言いたげに、M3ちゃんは振り返りました。
でも私は、M3ちゃんが、最後まで自力で努力して、あきらめずに弾いたということに とても感動しました。
ちょっと前のM3ちゃんなら、「できないからやだ」「伴奏はやだ」「両手は無理」などと言って、避けていた両手弾きでしたから。
せっかくの元気な「あわてんぼうのサンタクロース」なので、私は即席に、M3ちゃんにコードネームを伝授しました。
C、G7、F、A7、D7のコードを教え、コードネームを見ながら伴奏をつける方法です。
実は音感の鋭いM3ちゃん、たちまちコードネームを覚え、伴奏ができるようになりました。
初めはコードを押さえるだけでしたが、だんだんとリズムパターンを使いながらの伴奏もでき、みるみるうちに「あわてんぼうのサンタクロース」ができあがりました。
「さあ、じゃ、今日でクリスマスはおしまいだから、3学期からは、今までの楽譜に戻って、続きを練習してきてね」
先生が言うと、M3ちゃんは、「この本がいいな・・・クリスマス終わっても」と、名残おしそうに言うのです。
「あ、そうなの?だったらいいよ。この本で続けよう」
「『あら野のはてに』がいいな」
「いいよ。それやっておいで」
にぎやかでふざけん坊で、「こわし屋M3」と言われているM3ちゃんだけど、本当は「アメイジング・グレース」とか「あら野のはてに」のような美しい曲が好きなんだな~♪
来年は、自分の美しい気持ちをたくさん表現して、芸術的な曲を演奏してもらいたいです。

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