HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

和音の転回に迫力つけて🎵

2013年01月29日 | バーナム他・練習テキスト
Tちゃん(小5):
本日「バーナム」の曲は「深呼吸」というタイトルで表わされる、和音の転回の練習でした。
以前のTちゃんは、この「和音」「転回」が出てくると
「うわあ~」と絶句してしまうほど、これが苦手でした。
Tちゃんだけじゃなく、小さな子どもにとって和音をしっかり押さえるのは至難の技だし、それが転回していくとなると、音を見つけてつかむだけでも ものすごく時間のかかることなのです。
ところが先週あたり、和音の転回の課題が出たときには 音をつかむのに少し指をモサモサ探っていたものの、けっこう素早く音をつかんでいたし、
「鍵盤の上で、モゾモゾ探さないでよ。モゾモゾは頭の中だけでやって」と言うと、見事に鍵盤上では指をモゾモゾせずに音をつかむことができたのです。

そして今日。
再び弾いた「和音の転回」では、的確につかんだ4つの音(セブンスコードなので)が、今までになくはっきりと しかも強いタッチの音で出せています。
なんか、これまでと音色変わった・・・
よし、もっと自信出させてやれ。
「Tちゃん、すごいよ。なんか、すごいいい音出てる。和音、すぐにつかめるようになってるね」
「え、そうかな」
「そうだ。いいこと考えた。せっかくかっこいいから、リズムも変えて、もっとかっこよくしよう。こうよ」
先生がやってみせたのは、ジャーン・・・ジャーン・・・と鳴らす和音のリズムを変化させて・・・

 ジャジャーン!  ジャジャーン!  ジャジャーン!

そう、かの有名な、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲B♭」の冒頭のリズム。
「おおー」
「これでやってよ」
リズムを変えると、ただの和音の練習が たちまちかっこいい協奏曲風になった。
Tちゃん、これまでは柔らかで淡い感じのアルペジオ曲とかが得意分野だったけど、意外にこういう迫力ある分厚いサウンドも得意分野に加えられるようになってきたかも。
新しいウォーリー1号の誕生だ。


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