Sちゃん(中2):
先週約束した、「『つばめ』を1分30秒以内で弾く!」にチャレンジしました。
まずはチャレンジに向けて 予備練習。
音のまちがいや 指づかい、分散和音のフォームなど、いくつかの部分に区切ってレッスンし、大きなつっかえや穴を埋めて ほぼ均一に通せるように地ならし。
さあ、じゃ計ってみよう。1分30秒目指して。
「え〜っ、自信ありません〜 5分はかかってる〜」
Sちゃんは怯えてますが、実は先ほどの練習で指が滑らかになった段階で、かなりスピードは上がって来てるのです。
タイムをとってみると、ほら!
先週より40秒も縮まって
1分16秒ちょっとです。
「\(^o^)/やったー」
と喜ぶSちゃん。
「ほら、見い。やれば出来るんじゃ。」と先生。
「じゃ来週は、これを1分以内で弾いてくるってことにしよう!」
「えーっ、ムリムリムリムリ〜今度こそムリ〜」
「だって、次の曲に進んで、また四苦八苦しながら楽譜読んで つっかえつっかえ練習するより ずっといいでしょ?! 上手に弾ける曲を さらに上手に弾けるようにするだけなんだから。暗譜してるんだから楽譜も読まなくていいし」
「あ・・・はい・・こっちの方がいいです・・・」
と うまく丸め込まれ、Sちゃんは来週、さらにテンポを上げての「つばめ」にチャレンジします。
Cちゃん(年長):
おうちで練習してきた「スキップでおどろう」を弾きました。
音符も、指番号も、間違いなくちゃんと弾けています。
はい、できたからマル。
・・・ではつまらない。
「この歌ね、最初はゆっくり弾くの。そして、2回目、3回目、とくりかえしながら、だんだん…だんだん速くしていくの。こんな風に ♪」
「わかった」
Cちゃんはすぐに乗ってきて、1番、2番、とだんだんテンポを上げて弾いてみました。
さっきはお行儀よくきちんと弾いた曲でも、スピードが増してくると、スリル満点。
ドキドキ、ワクワク、思わず叫びそうになりながら弾き終えます。
「ねえ、先生が、いっちばん速いので弾いてみて!」
Cちゃんのリクエストに応えて、先生が超スピードで弾きます。
「うわー\(^o^)/」
Cちゃん大喜び。
レッスンって、正解して合格して終わり、じゃなく、「次は何があるのかな?」とか「こうやったらどうなる?!」とかの 意外性が大事。
教科書をなぞるだけでなく、その内容を発展させたり、臨機応変に変化させたり、などがあってこそ、生き生きしたものになると思います。
その日の生徒の様子に応じて、課題やチャレンジを投げかける。
生徒がそれを受け止めて、さらなる方向へ発展する。
こうして、双方の応酬によってレッスンが進んでいきます。
レッスンがただの丸つけシステムになったらつまらない。
おうちで練習してきた「スキップでおどろう」を弾きました。
音符も、指番号も、間違いなくちゃんと弾けています。
はい、できたからマル。
・・・ではつまらない。
「この歌ね、最初はゆっくり弾くの。そして、2回目、3回目、とくりかえしながら、だんだん…だんだん速くしていくの。こんな風に ♪」
「わかった」
Cちゃんはすぐに乗ってきて、1番、2番、とだんだんテンポを上げて弾いてみました。
さっきはお行儀よくきちんと弾いた曲でも、スピードが増してくると、スリル満点。
ドキドキ、ワクワク、思わず叫びそうになりながら弾き終えます。
「ねえ、先生が、いっちばん速いので弾いてみて!」
Cちゃんのリクエストに応えて、先生が超スピードで弾きます。
「うわー\(^o^)/」
Cちゃん大喜び。
レッスンって、正解して合格して終わり、じゃなく、「次は何があるのかな?」とか「こうやったらどうなる?!」とかの 意外性が大事。
教科書をなぞるだけでなく、その内容を発展させたり、臨機応変に変化させたり、などがあってこそ、生き生きしたものになると思います。
その日の生徒の様子に応じて、課題やチャレンジを投げかける。
生徒がそれを受け止めて、さらなる方向へ発展する。
こうして、双方の応酬によってレッスンが進んでいきます。
レッスンがただの丸つけシステムになったらつまらない。