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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

カフェ・アンサンブル26周年コンサート

2011年11月06日 | 発表会・コンサート記録
駒場にあるミュージック・カフェ、「アンサンブル」さんの 開店26周年コンサートに行きました。
ちょうど26年前の今日、お店をオープンしました、と、オーナーのアンパパさんがおっしゃっていました。
ご家族は皆さん音楽に関わっていらっしゃいます。
長男さんは北海道の高校の音楽の先生、次男さんは調律師、三男さんはチェリスト、その奥さまはヴァイオリニスト。
また、オーナーさんの奥さま(アンママさん)は メゾ・ソプラノ。

三男さんご夫妻による ヘンデルのヴァイオリンソナタイ長調 作品1-14全楽章、バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ ソナタNo.3、ウェーバーのピアノトリオ 作品63の全楽章。
そして アンママさんの「舟うた」「鐘が鳴ります」「しぐれに寄する抒情」「お菓子と娘」、4曲が 本日のプログラムでした。

最後には会場のみんなで、「紅葉」「まっかな秋」など、秋にちなんだ歌を歌いました。
オーナーのアンパパさんが指導している 合唱サークルの人たちが大勢お客さんにきていたので、「会場の合唱」も 大きな合唱団みたいな歌声になって すてきでした。

コンサートの一番最後に、アンママさんが「番外だけれども、ぜひ主人にピアノを弾いてもらいたいのです」と促しました。
実は、アンパパさんは、何年か前に病気で倒れられてから、「ピアノが弾けなくなりました。細かい楽譜を読むこともできないし、指が動かないので8分音符などは全く弾けません」とおっしゃって、ぷっつりとピアノを弾かなくなっていたのです。
アンパパさんは、何年かぶりでピアノに向かい、日本の唱歌「故郷」を弾きました。
前と同じように、力強い音でした。
会場のみんなは、アンパパさんのピアノに合わせて合唱しました。

番外なので歌詞カードもなかったけど、全員1番から3番まで全部歌えたし、楽譜もなかったけど、アンパパさんはちゃんと伴奏をつけて弾いてくれました。
「故郷」は みんなが知っていて、全部の歌詞を歌える。もちろんピアノを弾く人なら暗譜で弾ける。
なんというすてきな歌でしょう。
こういう、誰もが心から歌える「日本の歌」は みんなの財産だと思います。
私たち日本人は、こんなすてきな財産を持っているんだなあ、ということを再発見したような気になり、嬉しく思いました。
そしてまた、今日こうして アンパパさんの元気なピアノを聴けたことも、本日とても嬉しいことでした。

ハロウィンコンサート・演目紹介PART3(第二部・大人の部)

2011年11月02日 | 発表会・コンサート記録

ジャズトリオ演奏のラテンと、飛び入りタップダンスのセッション。


「カルメンより・ハバネラ」M3ちゃん
情熱の女「カルメン」ですが、12才のM3ちゃんが透明なソプラノの日本語で歌うと、また違った新しいイメージ。
カルメンって、本当は純情な女性だったのかも・・・と思ってしまった。


「悪ノ娘・悪ノ召使」M3ちゃん&Mちゃん
中学生になったので、大人の部にも出演しました。中世の王国を舞台にした、王女と そして双子として生まれた召使いとの悲しい運命。インターネットで人気沸騰した歌物語を 美しい二重唱で。


「トゥー・レイト」ゲスト。
ピアニカのソロ、そしてドラム&ピアノ&ベースによるレゲエの演奏。


「ラヴィン・ユー」「テイスト・オブ・ハニー」ハモプリ。
このイントロで「ハクション大魔王」乱入!
おかげで和やかに歌えた。


「クマーナ」おゆみ&ピーコ
毒舌姉妹の「おゆみとピーコ」。恒例の『ファースト&セカンドピアノ入れ替わり立ち替わり大騒ぎドタバタ連弾』です


「月の光」ピアノ&朗読・かえでひばり劇場
ヴェルレーヌの詩にフォーレが作曲した「月の光」。両者のコラボレーションです。ベネチアの仮面舞踏会のマスクを飾って。


「五つの銅貨」「ラグタイムの子守歌」「リパブリック讃歌」ゲスト
トランペット、ギター、ピアノ、ベース、ドラムで ニュー・オリンズスタイルのジャズ。


「落葉の物語」「シーサイド・バウンド」全員『トラ』の "寄せ集めバンド・あんときのタイガース"
最後にお客さんみんなで「思い出の渚」を歌って終わり。





ハロウィンコンサート・演目紹介PART2(第一部・デュエット&アンサンブル)

2011年11月01日 | 発表会・コンサート記録

「ドレミファだいじょーぶ!」NちゃんとM4ちゃん
2台のキーボードでデュエットしました。TV「はじめてのおつかい」のテーマ曲で、ノリノリのリズムとコードワークによって 音階がとってもごきげんな歌になっています。両端のドとドをジャン!と弾いてフィニッシュ。


「オー・キャロル!」60'年代アメリカンポップスです。2年生のSちゃんに、中1のMちゃんが伴奏をつけました。
Mちゃんの右手にはめているのは、必需アイテム「グリッサンド用指なし手袋」。これで派手なグリッサンドも楽々だ。


「菊次郎の夏」Nちゃんとママの連弾
Nちゃんのパパが 北野武さんの大ファンで、この曲が大好き、とのこと。パパのために、このプログラムをつくりました。
Nちゃんのメロディーと、ママのやわらかな伴奏がすてきにマッチしました。パパ、どう?


「すいかの名産地」M4ちゃん(キーボード)、ママ(キーボード)、パパ(ギター)
アメリカ民謡の「すいかの名産地」を、バリバリカントリータッチの、ブルーグラススタイルで合奏しました。
みんなの首のバンダナをみてね。足もとには、妹のM5ちゃんも、おそろいのバンダナで。


「ストレンジャー」Tちゃん(ピアノ)・Tくん(キーボード)のアンサンブル。
おそろいの「ダンディ帽」をかぶった「T&T兄妹」のアンサンブルは すごく大人っぽくかっこよくて、なんか「カーペンターズ」の片鱗(へんりん)さえ感じさせました。「ウォーリーズ」なのに。


「アダムス・ファミリー」子どもクラス全員。
TVや映画で有名な、おばけの一家が主人公の歌なので、全員ハロウィンアイテムで仮装して弾きました。
お客さんに「チャッ!チャッ!」という、独特の指ならしで参加してもらい、変な音の擬音楽器も使って、楽しい「アダムス・ファミリー」ができました。


「となりのトトロ」より・「風の通り道」ゲスト
ゲストのお兄さん・お姉さんによるジャズ演奏です。おなじみ「トトロ」が、ぐっと雰囲気変えて、大人っぽくおしゃれな曲に。


タップ&ドラム・インプロヴィゼーション
飛び入りでサプライズ出演してくれた、タップダンスの「なる先生」と、ドラマーのお兄さんの即興のコラボレーションです。
二人同時に激しくセッションしたり、交互に掛け合いしたりと、超ごきげんなプレイでした。タップって、パーカッション楽器なんだよ~♪



「セント・トーマス」子どもたち&ゲスト
ジャズサックス奏者のソニー・ロリンズ作曲の「セント・トーマス」を、子どもたちとゲストのジャズメンのみなさんと一緒に演奏しました。ピアノやキーボードに加え、中学生はデジタルホンやトロンボーンを担当。タップのなる先生も飛び入りで入ってくれ、いっそうにぎやかに。


「ドキドキ・タイム」みんな
東京スカパラダイスの曲です。だんだん早くなる手拍子を、お客さんにも参加してもらい、大盛り上がりでフィニッシュに。
みんな参加しちゃって!ってことで、ゲストも子どももお客さんも、渾然一体。


「ビビディ・バビディ・ブー」
会場にいる人みんなで歌いました。歌にのせて、ハロウィンの魔女が お菓子のプレゼントを配ってくれます。

●これで第一部は終了。つづいて、大人の時間「第二部」をご紹介します。

ハロウィンコンサート・演目紹介PART1(第一部・ソロ演奏)

2011年11月01日 | 発表会・コンサート記録
みんなでがんばって演奏した「ハロウィンコンサート」。
これまで「ピアノ日記」で、奮闘したりおこられたりほめられたり、泣いたり笑ったりしながら練習を積み重ねてきた 全員、全プログラムの「成果」を、ここにご紹介したいと思います。
「ピアノ日記」を参照しながら見ると 感無量です。


オープニング「ワン・ノート・サンバ」
小1から中1まで、全員がソプラノリコーダーで演奏しました。
「ワン・ノート・サンバ」は ボサノヴァの定番曲です。
低学年は「指に○のあとがつくと上手な証拠」、中学生は「アルトに慣れたから、ソプラノはちっちゃすぎ」と言いながら、全員みごとなタンギングを披露しました。


「ポルカを踊りましょう」M4ちゃん(小1)
毎日よく練習して、堂々たるトップバッターをつとめました。


「フィエスタ!」Nちゃん(小1)
ペダルを使うこと、それから黒鍵の音をいっぱい、和音でつかむことが とても大変でしたが、見事に克服しました。


「四季より春・メヌエット」Sちゃん(小2)
少しずつ着実に練習を重ねて、きれいなピアノタッチでバロックが弾けたと思います。


「エリーゼのために」Tちゃん(小4)
特訓の甲斐あって、きれいに浮き出たメロディーと 対照的に柔らかな左手のアルペジオが美しく弾けました。
去年に比べ、格段の成長を 改めて感じました。


「ハーマンズ・ブギ」Tくん(小6)
スピード感のある、かっこいい演奏に仕上がってました。猛練習の成果!
正直、ここまで弾けるとは予想していませんでした・・・


「ウィーンソナチネ6番」キノパパ(大人)
後ろから見ていても ふるえる指から緊張感が伝わってきました。
手に汗握る演奏でしたが、モーツァルトの複雑な運指を 根性で弾きおおせました。立派!


「ベートーヴェン・ソナタ『テンペスト』」ヒバリ先生
第1楽章です。これはノーコメントだな~ f(^ー^;

●ひきつづき、デュエット・アンサンブルをご紹介いたします。

ハロウィンコンサート2011

2011年10月29日 | 発表会・コンサート記録
ついに ハロウィンコンサートの当日がやってきました

今年は初めて、子どもクラスと大人のコンサートを一緒にやってみました。
とてもにぎやかな楽しいコンサートになりました。
子どもたちのいっしょうけんめいなピアノ演奏や 生徒同士・ファミリーでの演奏、それにみんなでやった合奏。

ゲストの人たちのジャズバンド演奏もすてきだったし、それに、タップダンスの「なる先生」もサプライズ参加してくれました
思いがけないハプニング、珍プレー、好プレーも、HP「POCO A POCO通信」珍プレー好プレー」に書いたので、おひまがあったら見てくださいね。



スライドショーもみてね。ハロウィンコンサート2011



チャティーハロウィンコンサート

2010年10月30日 | 発表会・コンサート記録
10月23日、下北沢のアレーホールで、「チャティー・ハロウィンコンサート」を開きました。
一応「大人のコンサート」なのですが、今年は、こどもクラスの高学年の生徒も参加し、楽しいパーティーとなりました。
  
        

こちらで もっとたくさんの写真のスライドショーが見られます。「2010ハロウィンコンサート」 


 

発表会のあと・デュエットのこと

2010年08月03日 | 発表会・コンサート記録
今回の発表会では、いくつかのユニットによる「デュエット」がありました。
1台のピアノを二人で弾く「連弾」、ピアノとエレクトーン、ピアノとキーボードによるデュエット、キーボード2台のデュエットなど、組み合わせは色々です。
また二人のカップリングも、仲良し同士「いっしょにやる!」といって組んだコンビもありましたし、今年デビューの小さな生徒のため、その子が信頼している上級生に「伴奏してあげてね」と託したペアもありました。

どんな演奏スタイルでもそうですが、音楽でいちばん大切なのは「途中で止まらない」ということです。
一人で「止まらず間違えず弾き通す」というのは相当プレッシャーですね。
デュエットの場合、一人でない分 少し心強いこともあるかもしれませんが、早くなったり遅くなったりせず 二人ピッタリ揃えるという点が難しいので、それはまた別の意味のプレッシャーといえるでしょう。

今回の何組かのペアは、どのペアも少しも止まったりためらったりせず、見事に協力して演奏しました。
「おねえさんが下級生の伴奏を」のペアは3組ありましたが、実はどの組にも、何らかの「おっと!」みたいな場面はありました。
けれど、その全ての場面で、「おねえさん」がパッとタイミングを合わせて、何事もなかったかのようにちゃんと曲を修めていたのはアッパレだったと思います。
つまずきそうになった原因は、小さい人にあったり、おねえさん自身のミスタッチだったり、それはいろいろでしたが、パッと瞬時に「修復」しながら弾いたのは、どれも「おねえさん」の機転によるものだったことは、先生として自慢できることでした。
Yahoo!フォト「2010サマーコンサート」
ハワイアンの「タイニー・バブルス」をデュエットするM3ちゃん(小6)とTちゃん(小3)


音楽というのは、ただただ真面目に間違わずに弾く、ばかりがいいとは限りません。
時にミスがあったりしても、そのミスがミスとならないように、よい方向に転換しながら展開させていくことが必要なのです。
ヒバリ教室のみんなは、長い間に、自然にそういうことを身につけてくれているんだなー、と思いました。

「仲良し同士」のデュエットは、さすがでしたね。
経験の長い上級生同士の演奏ということもあって、こちらは、ミスや修復なしに 本当に最高の音楽ができたと思います。
仲良しの二人の、お互いへの信頼と責任感との力も、大きかったと思います。
「アンサンブルのセンス」というのは、ソロを弾く上でも大変役に立つ、大切な感覚です。
これからも、機会あるごとに、いろんな組み合わせでデュエットをしていきましょう。

発表会のあと・ゲストのこと

2010年08月02日 | 発表会・コンサート記録
子どもクラスの発表会では、毎回「ゲスト」の人に来てもらっています。
昔「子どもクラスの発表会」に出ていた、おにいさんやおねえさん。
「先生」のお友だちの、いろんな方面のパフォーマーの方・・・

今年も、ジャズセッションのおにいさん・おねえさんと、朗読&ピアノのユニット「かえで・ひばり劇場」のかえでさんに来てもらいました。
 Yahoo!フォト「2010サマーコンサート」

                    

絵本の朗読とピアノ演奏のコラボレーションは、子どもたちのイマジネーションを育て、心の中に生き生きとした色彩や感情を描く力を広げます。
音楽をやっていく上で、非常に大切な「想像の翼」を、みんなが身につけてくれますように。
毎年来てくれているかえでさんには、本当に感謝です。

また、ジャズセッションのおにいさんたちは、昔 わんぱく時代に、「こどもクラス」のメンバーとして 大いに楽しんできたOBたちです。
彼らが「小学生」として発表会に出ていたころは、ちょうど「ドラクエ」や「ファイナルファンタジー」などのゲームミュージックの全盛期でした。
「少年の夢」を刺激しまくる、これら血湧き肉躍るかっこいい曲弾きたさに、わんぱく少年たちが集まって 大合奏を繰り広げたのも楽しい思い出です。
当時は、教室メンバーの8割が男の子だったんですよ!
音楽の力、恐るべし。夢の力、恐るべし。
音楽好きだった「わんぱく坊主」たちは、そのまま音楽好きな高校生になってバンドを作り、音楽好きな大学生になってライブ活動をし、音楽マニアの大人になって、演奏活動したり こうやって子どもクラスのゲストに来てくれたりしています。

今 小学生のみんなも、いつか「音楽好きなかっこいいおにいさん」や「あこがれのおねえさん」になって、子どもクラスのゲストに来てくれるといいな。

発表会のあと・土曜日

2010年07月31日 | 発表会・コンサート記録
Y子ちゃん(小5):
今年の発表会参加メンバーの中では、6年生のMちゃんについで2番目の「古参」でした。
ラテンパーカッションをバックにつけてもらってのソロ演奏、仲良しのM2ちゃんとの連弾、初参加Sちゃんのバックとして(というより、バックのピアノがとてもゴージャスな)のピアノ演奏、全員合奏での要(かなめ)となるピアノ伴奏と、大切な役目をたくさんこなし、しっかりコンサートを支えてくれたと思います。
 Yahoo!フォト「2010サマーコンサート」

                   おそろいの帽子で連弾するY子ちゃんとM2ちゃん

今年は、生徒のみんなにもスタッフの仕事をやってもらいましたが、Y子ちゃんはM2ちゃんと二人で、みんなに記念品を手渡す係もやってくれました。
このところ 身長がぐぐぐっと伸びたことも加わって、去年とは見違えるように大人らしくなったY子ちゃんです。

自分でも「大人らしくなった」という自覚があったのでしょうか。
今日、発表会後初めてレッスンに来たときに、Y子ちゃんは こんなことを聞きました。
「ねえ、発表会って、子どものと大人のと、両方あるでしょ。Y子たちって、いつまで子どもの発表会に出られるの?」
先生はこう答えました。
「いつまでだって、出ていいのよ。ほら、ゲストのお兄さんたちは、今でも子どもの発表会に出てるでしょ?」
「あっ、そうか。そうなんだ・・・いつまでも、出ていいんだ」
「大人の発表会にだって、出たっていいのよ。出たければ」
「えっ、出ていいの?」
「いいのよ。もう大きいんだから。両方出たっていいのよ」
「えーっ、そうなの?」
「今年の大人のは、ハロウィンコンサートだよ。仮装して、お菓子ももらえるのよ。もし勉強とか、忙しくなければね」
「へーえ、そうなんだ・・・」
「また、ゲストのお兄さんたちも出るよ。この間出てくれた、ドラムのお姉さんも、また来てくれるよ」
「ああ、ドラムかっこよかったね!」
「気に入った?」
「うん!」

1年生で初めて発表会に出てから、5回の発表会を経験してきたY子ちゃん。
これから、さらに音楽を身近においた生活を 楽しんでいってほしいと思います。
それって、ちょっと大人っぽくてステキかもね。

発表会のあと・木曜日

2010年07月29日 | 発表会・コンサート記録
M2ちゃん(小5):
長い間手こずっていた「風の丘」でしたが、7月の半ばになって突然奮起したか、猛ピッチでスパートがかかりました。
本番では、想像したよりずーっと上手な「風の丘」が弾けて、しかも暗譜で・・・
Y子ちゃんとの連弾「ハイスクール・ミュージカル」も勢い抜群で最高のできばえだったし、全員合奏「曇りのち、快晴!」では手拍子を打って、お客さんたちをリードしてくれたM2ちゃんでした。
大きく手拍子するM2ちゃん Yahoo!フォト 2010サマーコンサート

それなのに本人、「ぬかしちゃった。ちょっととばしちゃった」と、とても気にしています。
「風の丘のこと?たった2小節でしょ」
先生は言いました。「あんなの、だーれもわかんないよ。自分と先生しか知らないんだし、ちゃんと流れて弾いてたんだから、黙ってればいいのに」
それでも、M2ちゃんは「くやしい。すっごいくやしい」と言って、お家に帰ってからも 何度も弾いたらしい。とばさないように。
「じゃね、M2ちゃん。もう『風の丘』は卒業したんだけど、今日は、もう1回だけ、ここで弾こうか。飛ばさない、完全なのを」
「うん!」
M2ちゃんはうなずいてピアノに向かい、弾き始めました。
改心の「風の丘」を。とばしてない、完全な「風の丘」を。
「弾けた!」
「これで、ほんとに卒業できたね」
M2ちゃんは満足そうにうなずきました。
風の丘・・・ 発表会は終わっても、そして楽譜に「マル」がついても、この曲を大切にしてね。
いつでも、思い出して弾けるように、大切にレパートリーにしておいてね。
この夏に、これだけがんばったことを、いつまでも覚えておいてね・・・

発表会のあと・絵本「パフ」のこと

2010年07月28日 | 発表会・コンサート記録
今年も、発表会ではゲストに ヒバリの友人「かえでさん」を迎え、「かえで・ひばり劇場」というささやかな「シアター」を演じました。
「かえで・ひばり劇場」というのは、かえでさんがお話、私(ヒバリ)がピアノという 二人だけの「劇場」で、ピアノと朗読をコラボレートした 小さな小さな「お話の国」です。

今回の発表会では、1960年代にPPM(ピーター・ポール&マリー)というグループが歌ってヒットした「パフ」という歌を題材にし、PPMのメンバーの一人 ピーター・ヤローさんが監修した「魔法のドラゴン・パフ」という絵本を読みました。

今回は、絵本に書かれている英語の歌詞からテキストを起こし、歌うのではなく「お話を読む」スタイルにしました。
英語圏の子どもたちなら 歌詞を歌うだけでお話の感動を得ることができますが、日本語に翻訳して"歌う"には、どうしても無理が生じてきます。
そのため、音楽はピアノで演奏し、物語はお話として語り、リフレイン部分を 子どもたちや観客も声をそろえて一緒に歌う、という形にしました。
また、リフレインの歌詞も新たに作り、「パフ」全体を通してのテーマを表すような、そして簡単に覚えて歌えるようなものにしました。

こうして出来たのが「絵本の朗読とピアノ・パフ」です。
ちいさな子も、高学年の子も、真剣に聴いて、歌ってくれました。
今日、発表会初参加のSちゃん(小1)のママが メッセージを下さいました。
「(生徒さんたちは皆)個性豊かなメンバーだと感じましたが、一つだけ、皆、似ているな・・・と感じたのが、絵本の読み聞かせのときです・・・」
Sちゃんのママも、Sちゃんの小学校で読み聞かせのボランティアをなさっているそうです。そして、1年生でも、もうすでに興味のある子とない子に、ハッキリ別れているそうです。
ヒバリ教室の子どもたちについて、
「みんな真剣に聴いていて、とくに高学年の子が、あれだけ興味をもって聞けていることに、とても嬉しくなりました」と書いてくださいました。
(そういえば、一番小さいM4ちゃんのママからは、発表会の翌日「今朝起きて、パフの歌をうたっていました」というメッセージをいただいていました)
 Yahoo!フォト「2010サマーコンサート」
お話を聴きながら、プログラムに書いた歌詞を見て歌をうたっている子どもたちです。
 ♪パフ 魔法のドラゴン ともだちだ 君が大好きさ いっしょに遊ぼう~♪

ちょうど、今日はかえでさんがピアノのレッスンに来たので(かえでさんは大人クラスの生徒)、M4ちゃんのことやSちゃんのママからのメッセージを伝え、二人で「パフ・・・やってよかったね」と喜び合ったことでした。

「レッスン日記ブログ」の元サイトHPに、パフのことや「朗読&ピアノ」の詳細なども書いてありますので、興味のある方はお読み下さい。
「パフ」は「あの曲の由来」ページに。

HP  ピアノのすすめ・PLAY AND PLAY 

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発表会のあと・水曜日

2010年07月28日 | 発表会・コンサート記録
水曜日は、今年はじめて発表会に出た 保育園と1年生のみんなが来ました。

Sちゃん(小1):
玄関を入るなり、靴を脱ぐ間もそこそこに「あのね、たいへんなことがあるの!」と、大きな声で言いながら 急いでレッスン室に入りました。
発表会前にあげていた「子どものポピュラーピアノ曲集」を抱きしめています。
「あのね、前にやってた『エーデルワイス』を、また弾こうと思ってページを開いたらね、『エーデルワイス』の前のページが・・・・ほらっ!」
Sちゃんがパッと開いたページには、「パフ」の楽譜が。
「パフ」は、先日の発表会のときに「朗読とピアノ」のコーナーで 絵本を読んでもらい、みんなで歌ったのでした。
「ほんとだ!ちょうど『パフ』が出てたね。じゃ、これと『エーデルワイス』と両方、練習してみる?」
「うん!」
Sちゃん、さっそくすてきな曲が決まって、よかったね。
弾けるようになったら、きっと楽しいよ

Nちゃん(年長):
発表会のときは、とても緊張していたようですが、仲良しのM4ちゃんと二人、ヒシとよりそって手をつなぎ合い、演奏したりおねえさんやおにいさんの曲を聴いたりと、楽しんでいるようすもよくわかりました。
「じょうずだったね。今度からは、新しい本、やるんだよね」と 本を出してみましたが、
「『きらきらぼし』、ひけるよ!」「かえるのうたもひける!」と 次々鍵盤に指を走らせ、いつまでもピアノの響きを楽しむNちゃんでした。
きっと心の中に、キラキラとしたピアノの音が いっぱいあふれてるんだろうなあ。

M4ちゃん(年長):
6月にレッスンに入門して、7月にもう発表会!
しかもみんなの中で一番小さいM4ちゃん、ほんとにがんばりましたね。
同じ「おひさまぐみ」のNちゃんと手をつないで、オープニングも、合奏も、大きい人に交じって全部ちゃんとやりました\(^O^)/
全員の中で まん中にちょこんと並んでる、二人の小さい姿が、とっても可愛かったです
M4ちゃんも、ピアノの前に来るなり「♪ねこふんじゃった~、ねこふんじゃった~」とママに教わったフレーズを力いっぱい弾いていました。
(大きい人たちと一緒に熱演するNちゃんとM4ちゃん)
全部のステージーの写真が見れます→Yahoo!フォト 2010サマーコンサート
スライドショー&軽快な音楽で見てね♪

コンサートの後って、なんか興奮が高まって、バリバリピアノを弾きたいっ、という気持ちでぱんぱんにふくらんじゃってる状態なのかもしれないなー、と、M4ちゃんやNちゃんの姿を見て ふと そう思いました。
大人やベテランの人なら、ばばば~ん♪ と ベートーヴェンやブラームスのドラマチックな曲を叩きまくったりするところですが、その「発散の曲」が、小さいNちゃんやM4ちゃんの場合「きらきらぼし」であり「ねこふんじゃった」なのかもナー、と
ベートーヴェンでも「ねこふんじゃった」でも、高まった気持ちをうけとめ、発散してくれる音楽にかわりありません。
なんか、すばらしいと思いませんか。
こんなちっちゃい「デビュー生」が、自分のふくらんだ気持ちを ピアノで爆発させてるなんて。
これこそ、音楽の音楽たる姿だと、思いませんか・・・

発表会のあと

2010年07月27日 | 発表会・コンサート記録
発表会の後、というのは、一般的にはレッスンがお休みになると思いますが、ヒバリ教室では直後もレッスンを行います。
「じょうずにできたね!」「楽しかったね!」という感動を分かち合いたいし、また発表会の感想や反省、そしてこれからのレッスンの課題を与えて、それからやっと「じゃ夏休みね!」ということになるのです。

火曜日
Tちゃん(小3):
先生から「すごーく上手にできたね!」と言われて「うん、まあ・・」と遠慮がちながらも、嬉しそうです。
長い「トトロメドレー」、レイトン教授の3声部ポリフォニー、ハワイアン「タイニーバブルス」、そしてソナチネの大トリなど、ほんとにがんばりました。
フィナーレのタンバリンも華麗でした\(^O^)/

タンバリンをたたくTちゃん Yahoo!フォト 2010サマーコンサート

Tくん(小5):
「曲、多すぎたかなあ?」と聞かれて「ううん、多くない。ちょうどいいと思う」と答えた彼も、全員でのオープニング・フィナーレの他に4曲弾いてるから、全部で6曲でした。
ジャズのセッション「バグズ・グルーブ」かっこよかったよ。
ゲストのジャズミュージックをバックに弾く「バグズ・グルーブ」

Mちゃん(小6):
「どうだった、発表会は?」と聞かれて「『YELL』はうまくできたと思いますよ!」と満足の様子でした。
M&MコンビのYELLは、ドラムもつけてもらって最高のできばえだったね!
ソロのサンバもドラム付きになり、ゴージャスでした。
「先生の弾いた『猫のワルツ』弾きたい!かわいいんだもん」と、新しい音楽への意欲も拡がっています。


             
(ドラム付きで気持ちよく演奏するM&M)
M3ちゃん(小6):
「来年はぜったい、NINOの「虹」弾く!」と、もう次回への意欲満々。
これが、うちへ来た最初あんなに意欲のなかったM3ちゃんなんでしょうか。
「YELL」の繊細なエレクトーン、連弾「ロマンス」のしっとりと歌い上げるピアノなど、今年はM3ちゃんの美しい個性が花開きました。

みんな、それぞれの宿題を決めて、しばしの夏休みです

2010サマーコンサート

2010年07月25日 | 発表会・コンサート記録
やったー
おわったー\(^O^)/

みんなでがんばった「サマーコンサート2010」が ぶじに終わりました。
初めて出演した小さい仲間も、何回も出てる小学生も、みんなじょうずに弾けました。
ゲストのおにいさん・おねえさんも加わって、にぎやかで楽しいコンサートになりました。

写真がUPできたので見てね。
スライドショー ~ カラフル・ペットなどのテーマで見ると楽しいよ
音楽は「おもちゃ箱」「小さな兵隊」などアップテンポのがおすすめ
Yahoo!フォトアルバム「2010サマーコンサート」

ハロウィーンコンサートの写真

2009年11月22日 | 発表会・コンサート記録
先月 ハロウィーンの日におこなった「チャティー・ハロウィーンコンサート」の時の、『集合写真』が出来上がりました。
撮影は「ヒバリ写真館」、使用メカはヒバリ専用『時間差カメラ』です。
コンサート参加者の皆さんに、順次お届けしています。

その他の プログラムに沿ったスナップショットは、HP「ピアノのすすめ・POCO A POCO通信」の「コンサート→コンサートの写真」ページにアップしましたので、こちらからごらんください。

「スライドショー」の、テーマ「カラフル」などを選ぶと面白いです。
音楽は、「小さな兵隊」とか軽快なヤツがGOO