ラン・ローラ・ラン

ドイツ映画です。
この映画を知ったのは、以前、自主制作の映画を創った時、私が書いた脚本の主人公が学校に遅刻しそうになって、走るという設定で、しかも走っている最中に、いろんな人と出会うという設定だった為、監督から「『ラン・ローラ・ラン』っぽい」と言われたから。
観た事がなかったので、どうにも返事のしようがなかったけど、観てみて納得。
ってか、もちろん、この映画の主人公の方が必死で走ってるし、走ってる時間も長いです（笑）

ストーリーは、主人公のローラの恋人のマニが、ヤクを売って、受け取った金を電車に置き忘れ、紛失してしまった事から、マニが10万マルクを作る為、ローラに助けを求め、ローラは恋人を助ける為に走り出すというもの。
映画が始まって３０分くらいで「ええーーーー！」という展開になって、かなりびっくりしたのですが、なるほど、これ３部作になってます（笑）
ローラがマニからの電話を切って走り出す所からは、3つのストーリーがあります。観てて楽しいです。

個人的には、ローラの髪が赤いのがいいですね。よく観るととても綺麗な人です。特典映像でインタビューを観たら、全然別人のように綺麗な人で驚きました。
それから、ローラの走りがいい。陸上選手みたいに力強いです。必死さも伝わってくるし。
ローラが走っている時の音楽もいいですね。観ていて、ドキドキワクワクしてきます。

ローラが走り始めてすぐ階段を降りるところでは、アニメーションになってます。それから、途中、道で出会う人のその後の人生が、写真のコマ送りのように描かれてます。3つのストーリーで、全部違う（笑）遊び心のある映画ですね。

こういうストーリーは、「世にも奇妙な物語」っぽいですね。
私は結構好きかも。
最後のエンディングロールで、普通は下から上へ流れて行きますが、この映画は上から下に流れてました（笑）
たぶん、観た事がある方は少ないかと思いましたので、ネタばれなしで書いてみました（笑）


ところで、このDVDを観ようと思った時、たまたまついていたTVで「ドイツ通」という旅番組が始まって、あらドイツついてるわ、と思ったりして。
しかも、そのナビゲーターが堤真一さんだった。もちろん、海軍の軍服は着ていなくて（大笑）、やたら明るく、少しわざとらしいくらい芝居がかっていて、「ローレライ」とか「ピュア」とか「GOOD LUCK!」とかの堤さんとは違った（笑）
「やまとなでしこ」に近いかな。
私の好きな堤さんぢゃなーいと思いつつ、なんとなく最後まで観てました(苦笑）