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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

犯人に告ぐ

2007-10-31 11:28:28 | 映画(は行)
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豊川悦司、石橋凌、小澤征悦、笹野高史、片岡礼子、井川遥、松田美由紀出演。瀧本智行監督作品。

6年前、誘拐事件で犯人を取り逃した末、人質の少年を殺された責任を取らされ左遷された刑事・巻島(豊川悦司)。ある日、彼のもとに神奈川県警時代の上司で現・県警本部長の曾根(石橋凌)から連絡が入る。巻島に、難航している川崎連続児童殺人事件の捜査責任者となり、テレビで視聴者に情報提供を呼びかける大役を任せるというのだ。さっそく生放送のニュース番組に出演した巻島は、とつぜん“BADMAN”と名乗る犯人に直接語りかけ始め、犯人を挑発する。案の定、視聴者からは抗議の声が殺到するが、番組の視聴率は倍増、ライバル局も巻き込み報道は過熱していく。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
脚色が上手いと思った度:★★★☆☆

珍しく原作既読です。これは、映画化を知った後に原作を読み、映画を観たという順番でした。原作は比較的淡々としていて、玄人好みしそうな展開のストーリーだなと思いました。
で、映画ですが、原作とほぼ同じ雰囲気を感じました。過剰な演出はなく、淡々としているな、と。映像も暗めで、昔観たTVドラマの刑事ものみたいな雰囲気もあり、逆に火サスみたいに映像は綺麗だけど軽いという感じではありませんでした。
上に書いたように淡々とはしているんですが、一番の見所の、巻島が犯人に最後の呼びかけをするシーンは、ゾクゾクっと鳥肌が立ちました。うん、これが観たかった(笑)。
脚本は現在、ドラマ「ガリレオ」を書いている福田靖さん。他にも「海猿」や「HERO」「救命病棟24時」「モナリザの微笑」「陰陽師」などを書いている結構好きなシナリオライターさん。原作とは、設定が違う部分もありますが、納得できない変更はありませんでした。原作を読んだ時はラスト、ちょっと感動して涙が出たのですが、映画では出ませんでした。やっぱり時間が足りないので、深いところまでは描けなかったな~と感じました。でも概ね満足でした。
渋い映画なので、エンターテイメント!!な感じを期待するとちょっと肩透かしかもしれません。TVドラマでは出来ないであろう、子どもの死体なんかもちゃんと見せてました・・・。
ただ、巻島の子ども役の子が演技上手くない・・・セリフが聞き取れないことも(苦笑)。最近の子役は演技が上手いので、あれ~~?という感じがしてしまいました(笑)。