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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

硝子のジェネレーション/香港少年激闘団

2006-07-16 17:05:58 | 映画(か行)
ニコラス・ツェー、サム・リー、ダニエル・ウー、スー・チー、リリアン・ホー、フランシス・ン、ユー・カーホー、ユエン・ワイホー出演。アンドリュー・ラウ監督作品。98年。

1989年の香港。17歳のナン(ニコラス・ツェー)たち幼なじみの仲間はある日、クラスメートのケリーがチンピラに絡まれている場面に遭遇する。ナンは彼女を助けたものの、その後報復に来たチンピラたちと乱闘になり、ナンたちは警察に捕まってしまう。そんな彼らを暴力団組織の洪興社が救ってくれる。やがて、学校に居心地の悪さを感じていた彼らは洪興社に身を投じる。「欲望の街」の番外編的作品で、主人公たちの青春時代が描かれる。(allcinema onlineより)

ニコが主役級で出演している映画で最後に観た映画です。まだレビューをあげていない作品はありますが。
この映画、当然、最寄りのレンタル屋には置いてなくて、電車に乗ってわざわざ借りに3回くらい行ったのですが、いつも貸し出し中。古い映画なのになぜ~~~~?私と同じ理由なのか(爆)、たまたま「古惑仔シリーズ」を観たので、これを観たかったのか。
とにかくやっと借りる事が出来て嬉しかったです。
もうめちゃくちゃニコが可愛くて、若さ溢れる作品でした(笑)。
この映画がデビューと聞きましたが、とてもデビューとは思えない演技でした。正直、もうちょっと下手かなとか、映画としてもアイドルアイドルしてるかなとか思っていたのですが、全然そんな事ないです。びっくりしました。まぁ、黒社会の話しなので、アイドルちっくにする方が難しいでしょうが(笑)。

予想通り、ニコはイーキンがやっていたナン役、サム・リーはチャウ・シウチョンがやっていたサンカイ役でした。
冒頭のシーンは、「欲望の街・古惑仔1」の冒頭部分と被っています。多少、違う所もありますが、カン(フランシス・ン)やBさんと関わるようになるきっかけが描かれています。
パワーの有り余っている様子のナンたちは、学校の歌唱大会で、ロックバンドとしてステージに上がります。
サム・リーはドラムで、ニコはギターを弾きながら歌っていました。ナンは歌い始める前にケリーに流し目を送ってました(笑)。
ニコが歌い始めてすぐ、私は衝撃を受けました。目は画面に釘付け、鳥肌が立ち、気が付いたら泣いてました……。自分の気持ちをどう表現していいのか、分からないのですが、どうやらピタっと来てしまったみたいですねぇ(汗)。観終わってから、このシーンだけ繰り返し観ましたから(笑)。
23年前に某アーティストにコロっといってしまった時の事を思い出しました。本当は思い出しちゃいけないんですけどねぇ…この後、23年もニコのファンだったらどうしよう(爆)。

カンの部下のピギーが、ナンが想いをよせていたケリーに手を出そうとして止めた事から恨みを買い、ナンたちは襲撃を受けます。警察に捕まったナンたちを助けてくれたのが、洪興社のBさん。
歌唱大会でロックを歌ったせいで退学になったナンは、Bさんの部下になるか迷います。一緒に住んでいるおばあちゃんに元構成員ですでに亡くなっている父親の事を尋ねたり、再婚している母親を訪ねたり。
けれど、結局ナンは黒社会へ身を投じます。

その後は黒社会での生活や仕事を任されるようになるまでを描いています。黒社会へ入るとボクシングとかで身体鍛えて、喧嘩の練習をするんですね。へぇ~と思いながら観てました。
最初は留守番、その後、初仕事で武器を持たずに相手を殺すエピソードやヤクにハマるエピソード。静養に行ったマカオで父の墓参りをするナンたちなどなど。
兄貴分のタイトウ(ダニエル・ウー)の彼女でホステスのフェイ(スー・チー)とのエピソードもあります。日本食屋(寿司屋?)でキスしてましたね。ナンはフェイ狙いなのかな~~~と思いましたが、意外とアッサリと描かれてました。タイトウにフェイとの仲を疑われたナンは、キックボクシングで勝負しますが、すぐに仲直りしてますし。この手の映画では女の扱いが低いので、恋愛の話はあまり絡んできませんね(苦笑)。
その後、カンの元を離れ、東星に寝返ったピギーたちとの抗争で、ナンたちはカンに罠に嵌められますが、ナンたちはピギーを殺してしまいます。
ピギーの兄であるサーマンに人質にされてしまうナン。いやぁ、あの拷問は観ててキツいですねぇ。何でもかじるというねずみがたくさん入った袋を頭から被せられた時は、ニコの美しい顔が~~~~!!!と心配になりましたが、顔は無事だったようです(爆)。
身柄を引き取りにきたBさんは自分の身体にナイフを入れ、話をつけます。Bさん部下1人のために、凄いわ。漢だわ~~~。

怪我が回復したナンは身体に入れ墨を入れる事を決めます。
入れ墨を入れるシーン、痛みを堪えるニコが色っぽいです。食い入るように見つめてしまいました(笑)。龍の入れ墨で肩から腕にかけて入ってました。なかなかかっこいいです。でももう日本で温泉には入れませんね(爆)。
「欲望の街・古惑仔1」でイーキンに入れ墨あったかな?覚えてないんですが…「欲望の街・外伝/ロンリーウルフ」で、サンカイの背中に変なでっかい入れ墨があった事は覚えてるんですけどねぇ(笑)。

ニコはトニーのように養成所出身じゃないですが、演技の訓練を受けた事があるんですかね?ほんとに何もやってなくて、あそこまで演技出来ないと思うんですが…。
私としては、かなり萌えポイントの高い映画でした(笑)。