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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

村の写真集 公開講座

2005-04-06 16:12:07 | 映画(ま行)
行ってきたのは、試写会ではありません。公開講座です。
シナリオセンター主催のものでした。

この映画を撮られた三原監督が、この映画をなぜ創りたかったのか、この地味な映画を創るのに、どのように制作が決まって行ったのか、シナリオはどう書いたのか、などなどこの映画に対する熱意を話しておられました。

三原監督は、今迄いわゆるスポ根映画をたくさん撮っているとの事。1本も観た事ないんですが。
でも、この映画はコメディではなく、大真面目な人間ドラマのようです。

ようです、というのは、本編を観ていないので・・・

監督の自己紹介の後、この映画のメイキングを見せて頂きました。
出演されている藤竜也さん、海東健さんの撮影風景や、徳島の人達との交流を観る事が出来ました。
三原監督、どこかで見た事があるような気がするんですよね・・・気のせいかもしれませんが。誰か役者さんに似てるのかも。

よくこんな地味な映画の製作が決まったなと正直、思いました。
シノプシス(あらすじみたいな物)を頂いたのですが、これを今迄知り合った制作会社や地方の放送局などに持ち込み、いくつか興味を示してくれた所が出てきた時、それならシナリオを書こうという事になり、初稿をあげたそうです。
制作が決まったのは、やはり藤竜也さんが出演を決めてくれた事が大きかったとの事。監督も、この役は絶対に藤さんにやって頂きたいと思っていたそうです。

本当に創りたいと思う映画は時間が経っても、その気持ちは冷めないので、必ず実現するとおっしゃっていました。
シナリオを何度も書き直し、徳島で撮影する事が決まってからは、その場所で1日ぼーっと太陽を眺めていたりして、シナリオが磨いたそうです。
藤さんは、撮影10日前には現地入りし、しかも、徳島という土地を自分で実感したい為、自宅から自家用車で徳島入りしたそうです。
撮影中は、地元の人を本当によく話をしていました。(メイキングでたくさん出てきました)

映画を創る人達のそういう「情熱」みたいなもの。
話を聞くだけで、じーんとしてしまうんですね、私(笑)。
凄く興味にある映画、というわけではなかったのですが、観てみたくなりました。
「泣ける映画」というコピーもついているそうですが、監督はそういう気持ちで撮ったわけではないそうです。
私もどちらかというと、TVのCMとかで「泣けます!」という客の感想を見ると、とたんに引いてしまうタイプですが(笑)

単館映画で東京では、恵比寿の東京都写真美術館ホールでしか、やらないようですが、ぜひ行こうと思います。

公式サイトはこちらです。