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Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

西遊記 リローデッド

2007-09-19 11:33:23 | 映画(さ行)
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ニコラス・ツェー、チェン・ボーリン、ケニー・クアン、スティーブン・チョイ、シャーリーン・チョン、ファン・ビンビン出演。ジェフ・ラウ監督作品。

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆
久石譲氏が音楽担当を引き受けたことに驚いた度:★★★★☆

慎吾くんが孫悟空をやった映画ではありませんよ(爆)。劇場未公開の香港映画です。
ニコラス・ツェーが出演していたので、観たのですが、うーん・・・(苦笑)。
ニコファンの私が贔屓目に評価しても、★2個までですな(苦笑)。

以前、久石さんがこの映画の音楽担当ということで、インタビューを受けているのを観た事があったのですが、そこで「スターウォーズみたいだった」と言っていて???だったのですが、観て分かりました(爆)。
西遊記なのにスターウォーズって(笑)。さすが、「大英雄」を撮った監督だけある(笑)。

コメディ映画なので、マジメに西遊記!と思ってはダメです。孫悟空(と、その他ご一行)は最初と最後にちょこっと出てくるだけで、ニコ扮する三蔵法師のラブストーリーですから(爆)。
ファン・ビンビンに至っては、やたら綺麗なだけで、何役なのかよく分かりませんでした(笑)。途中寝てしまって、気がついたら、ファン・ビンビンのパートは終わっていたので、ますます分からずじまい・・・。
宇宙船とかも出てきて、それこそ「スターウォーズ」なり、「宇宙戦争」なんかの様相を呈してました。びっくりしたのが、CGが凄いこと。CGにそんなに金かけて大丈夫だったのか?(爆)
他にもウォン・カーウァイ映画のセリフのパクリが入ってたりしましたね。ジェフ・ラウ監督が製作をしていたからなのだと思いますが。
劇場公開しない映画は危険なので、観てから、DVDを購入するのを決めようと思って借りたのですが、購入はやめておきます(笑)。


幸せのレシピ(試写会)

2007-09-18 15:07:51 | 映画(さ行)
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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エーカット、アビゲイル・ブレスリン、パトリシア・クラークソン出演。スコット・ヒックス監督作品。

ニューヨークの人気レストランで料理長を務めるケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は完全主義者。仕事に対する情熱は人一倍。厨房では料理人たちを取り仕切り、目が回るような忙しさの中、正確に、完璧に、すべての料理を仕上げていく。積み重ねてきたキャリア、努力して手に入れた自信と賞賛、やりがいのある仕事、築き上げた自分の居場所。でも、気付かない幸せは、自分が決めたレールの外にあるのかもしれない…。予期せぬ出来事から“完璧な厨房”の外へと踏み出すことになったケイトが見つけた新しい自分とは…。(goo映画より)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

この映画、今日がジャパン・プレミアですね~。外れました~(苦笑)。すでに来日しているので、昨日の試写会にも来てくれればよかったのにぃ~~~。

ラブストーリーなので、もっとずっと軽い映画を想像してたのですが、冒頭から結構重いシーンがあったりして、意外としっかり作られている映画だなと思いました。
ゾーイ役の子は「リトル・ミス・サンシャイン」に出ていた子ですね。可愛いです!
キャサリンの相手役で出てくるアーロン・エーカットは、どこかで見た名前、見た顔だ・・・と思ってたのですが、「サンキュー・スモーキング」で主役をやってた人ですね!調子がいい感じがおんなじ!!(笑)。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、ほんとに綺麗な人ですね・・・。とびっきりの美人が、料理のこと(仕事のこと)しか頭になかったのに、急に子どもを引き取ることになっててんてこ舞い→その間に厨房に入ってきた男に最初は反発したものの、好きになっていく・・・という、まぁありがちなストーリーではありますが、子どもが出てくると私はとたんに弱くなるので(苦笑)、ただのラブストーリーじゃなくて良かったです。
デート映画にぴったり&女性が好きそうな映画ですね~。
私はわざわざ劇場へ行ってまで観ることはなさそうなジャンルなので、試写会で観れて、それなりに楽しめたので、良かったです。


スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(お台場映画王)

2007-08-29 15:17:32 | 映画(さ行)
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伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、桃井かおり、香川照之、安藤政信、木村佳乃、クエンティン・タランティーノ出演。三池崇史監督作品。

壇ノ浦の戦いから数百年後。山あいの寒村“湯田(ユタ)”は平家の落人が拓いた村。ある時、そこに平家再興の埋蔵金が隠されていると噂が立ち、よそ者が押し寄せ村を荒らして回る。やがて村は、平清盛(佐藤浩市)率いる平家ギャング(赤軍)と、源義経(伊勢谷友介)率いる源氏ギャング(白軍)が村人を巻き込み激しく対峙することに。そんな抗争渦巻く村に、一人の凄腕ガンマン(伊藤英明)が流れ着いた。両軍とも、この流れ者を用心棒に引き入れるべく動き出し、事態は風雲急を告げるのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

「24」に続き、お台場映画王で、観てきました。ゲストは、上映前が伊藤英明さん、上映後が桃井かおりさんでした。
観客は伊藤さんのファンの方がたくさんいたようで、歓声が上がっていました。なんだか「良かったねぇ」と言ってあげたくなる気持ちになりました(笑)。伊藤さんがゲストに来ることは急遽決まったようで、「海猿」のプロデューサーに頼まれて無理やり来たみたいなことを言ってました。伊藤さんは生で初めて観ましたが、佐々木アナウンサーの質問をはぐらかすような受け答えで、照れ屋さんなのか、そういう性格の方なのか、私にはよく分かりませんでしたが、空席が目立つことをしきりに言っていました。満席と聞いてたのに、もう帰ろうかなって(もちろん、冗談ぽくですが)。チケットは完売していたようですが、確かに空席がありました。もったいないな~
上映後は桃井かおりさんが登場。40分以上もトークをしてくれました。上映前の伊藤さんと打って変って、佐々木さんがしゃべる暇を与えないくらいのマシンガントーク。
映画より、桃井さんのトークの方が面白かったというのは、どうなんだろう(爆)。桃井さんって面白い人だとずっと思ってきましたが、本当に面白い。桃井節炸裂でした。

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
英語の発音が気になって、字幕に集中できなかった度:★★★★☆

映画ですが、予想していたより面白かったです。総合は★3.5です。はちゃめちゃなのは予想していたし、ストーリーもぶっ飛んでいるのだろうと思っていたので、正直、ストーリーなんてどうでも良かった(笑)。でも全然意味が分からなくて、笑うこともできなかったら嫌だなぁと思っていたのですが、結構笑えました。

生き残るのは一人だけ、というキャッチコピーですが、誰が生き残るのかなんて、だいたい予想がつくわけで、まぁ予想通りでした(笑)。
ストーリーを説明してもあまり意味がないと思うので、役者についてなど・・・。
ネタばれもありますので、知りたくない方は読まないで下さい。

和製ウエスタンで、全編英語という変わった映画ですが、当然、安藤ファンの私としては、安藤くんの英語が気になりました。でも予想以上に良かったと思います。というか、セリフ少ないし(笑)。一番最初のセリフの発音がなんとなく良く聞こえたので、安心して観る事ができました。もっと酷い人たくさんいたし(爆)。
全体的に間延びした英語を話す人ばっかりで、まぁその筆頭が桃井さんなわけですが(笑)。彼女は「SAYURI」でも似たような英語を話してて、話し方が日本語を話す時と同じ。だからあれは個性と見ていいのかな~と思ったり。でもあれ通じるのか??なんでかタラちゃんまでもが間延びした英語を話してたんだよね~~(大笑)。
英語がもっとも上手いと思ったのは伊勢谷くん。あれは英語圏でも通じるんじゃないかな。英語に気をとられて演技が出来ない、という風には見えませんでした。一番下手だったのは石橋貴さん。セリフ少ないのに、あれはマズイだろ(笑)。何を言ってるのか全然分からなかった。
あとは佐藤浩市さんや香川さんもキビシイな・・・セリフが多いので可哀想なんだけど、彼らの英語が通じるとはちょっと思えない。英語字幕なしでは、海外で上映できないような気がする。佐藤さん演じる平清盛は「バカ」というキャラなので、(途中で名前がヘンリーになるし・笑)それで救われているような気もする。香川さん演じる保安官もどちらかというと笑いを取るキャラだったしね。そう考えると英語の上手い伊勢谷くんがイケメンキャラになっていたのは、そういう理由があったのかもしれないな。
伊藤さんは普通。決して上手くはないけど・・・伊勢谷くんと木村さん以外はみんな下手だから、あまり気になりません。伊藤さん曰く、日本語もままならないのに、英語なんてどうしようかと思った、と。桃井さんが、伊藤さんと二人のシーンでリハをやったけど、アドリブを入れると、「え?今の何?」みたいな感じで演技が止まるらしく、あの子、どうしようもないでしょ、みたいなこと言ってましたね。

演技的には、伊勢谷くんが一番かっこよく撮られてたと思います。あまりのかっこよさに伊藤さんを喰ってた。拳銃さばきもさることながら、剣の使い方もなかなかどうしてかっこいい。上手いというよりかっこいいんですね。歯槽膿漏の歯ぐきで笑う安藤くんを見せられた私としては、伊勢谷ファンが羨ましい限りです。与一は見た目もかっこよくないし、ガンマンと勝負すれば、完敗。予想以上に弱かった(苦笑)。それなのに、静(木村)を好きらしく、ガンマンと静の情事を天井裏から盗み見るという情けな~い役でした。とほほ。しかも、ラストの戦いまではやはり生き残れなかった・・・。
佐藤さんのああいうバカっぽい役も面白いなと思いました。香川さんは日本語だったらもっと上手い演技が出来ただろうなと(笑)。小栗旬くんは、ギャングではないので、現代の男の子がそのまんまいる感じで普通にかっこよかったです。出番はちょこっとでしたが。平八役の子が目がクリっとしてて可愛かったですね。
女性陣では、桃井さんの拳銃さばきや動きもよく、かなりかっこよかったです。木村さんは、ダンス(ファド?)も披露して、セクシーな魅力がたっぷり。ガンマンとのラブシーンにちょっと期待してしまったのですが、短くてガッカリでした(笑)。

タラちゃんがスキヤキ食べるシーンもあったり、タラちゃんに豆腐を投げつけられる桃井さんが見れたり、香取慎吾くんが出てきたりと面白いシーンもあります。でも慎吾くんはなんだかな~タラちゃんが何を話しているのか全然分かってない表情に見えて、違和感ありましたねぇ。まぁちょこっとだけの登場でしたが。

結構笑えるシーンもあったのですが、日本人が見るから面白い、というシーンが多かったように思います。海外で見せても分からないんじゃないかなぁ。
上のあらすじにも湯田(ユタ)とありますが、根畑で(ネバダ)と読ませてたりして、「トリック」かよ、と突っ込みたくなりました。
ただ英語のセリフも、おそらく有名なセリフ(私が聞いたことあるくらいなので)を言わせてたりしてますので、知っている方は「おお!」と思うシーンがあるかもしれません。

日本語吹替えの上映もあるという噂なので、そちらもぜひ見てみたいです。

サッド ヴァケイション(試写会)

2007-08-24 14:11:53 | 映画(さ行)
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浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、板谷由夏、中村嘉葎雄、オダギリジョー、辻香緒里、高良健吾出演。青山真治監督作品。

北九州の港。中国からの密航者を手引きしていた健次(浅野忠信)は、船内で父を亡くした少年アチュンを自分の家に連れ帰る。そこには、かつて幼なじみの安男から世話を託された安男の妹で知的障害者のユリ(辻香緒里)も一緒に暮らしていた。健次は、家族のような3人での生活に安らぎを感じ始める。一方その頃、若戸大橋のたもとにある間宮運送には、かつてバスジャック事件の被害に遭った梢(宮崎あおい9が身を寄せていた。社長の間宮(中村嘉葎雄)は、彼女以外にも、スネに傷持つ流れ者たちに職と住み処を与えていた。そんなある日、ひょんな偶然から、健次が間宮運送に姿を現わした。そこで彼が目にしたのは、間宮の妻・千代子(石田えり)の姿。彼女は、かつて健次を捨てていった彼の母親、その人だった。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★☆☆☆
オチがあったことにびっくりした度:★★★☆☆

出演者に興味があって、観てみたいなと思っていました。青山監督の映画は
「レイクサイドマーダーケース」を観たことがあります。それから「こおろぎ」。
「こおろぎ」は去年の東京国際映画祭で観たのですが、レビューを書いてません。見事にスルーしているようです(爆)。映画の内容はこちら

あらすじを読むと、エンタメ風(一般大衆向けともいう)に撮れそうな感じがしますが、青山監督が撮ると、そうではなくなってしまいますね(笑)。
非常に淡々とした映画でした。面白いかと聞かれるとうーん・・・(苦笑)。だた飽きることなく最後まで観ました。玄人好みなのかなぁ。ストーリーはつまらなくないです。オチがあったことにびっくりしたし(笑)。

よくある話し、では決してないのですが、日常を切り取ったような印象を受けます。登場人物がみんなバラバラな感じ。それぞれが淡々と生活している様子を描いているような感じです。
あまりにも淡々としてて、それぞれのキャラクターがはっきりしていないので、浅野忠信さん、石田えりさん、中村さん以外は、別に誰がやってもあまり変わらないような・・・。

こういう映画って評価が凄く難しいです。ただ、「こおろぎ」よりはずっと分かりやすいし、面白かったです(苦笑)。


で、「こおろぎ」の公開はどうなったんでしょうか?(笑)


しゃべれども しゃべれども

2007-06-04 15:33:29 | 映画(さ行)
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国分太一、香里奈、森永悠希、松重豊、八千草薫、伊東四朗出演。平山秀幸監督作品。

東京の下町。二つ目の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)は、若手のくせに古典にしか興味がなく、普段から着物で通すなど今どき珍しいタイプの噺家。古典落語への愛情は人一倍ながら、腕のほうは思うように上がらずいつまで経っても真打になれずに行き詰まりを感じていた。そんな三つ葉は、ひょんな成り行きで落語を使った話し方教室を始めるハメに。そこに集まってきたのは、美人だけど無愛想で口下手な女性・十河五月(香里奈)、大阪から引っ越してきた関西弁の少年で、しゃべりが達者すぎてクラスに馴染めず悩む村林優(森永悠希)、コワ面であがり症というプロ野球解説者の湯河原太一(松重豊)。集まるたびに言い争いばかりする彼らに手を焼きつつも何とか教室を続けていく三つ葉だったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

映画の日に観てきました。本当は違う映画を観ようと思ってたんですが、なかなか評判が良さそうだったので、こっちを観て来ました。
面白かったです。落語はテレビで見た事しかなかったのですが、機会があれば、生でも聞いてみたいですね。
喋り方一つで、面白くもつまらなくもなるんだなぁと実感しました。まぁ映画なので撮り方もあるとは思いますが・・・。
国分太一くんは、なかなかいいしゃべりでした。たいして上手くないという設定なので、最後の落語以外は面白くないんですが(笑)。展開も心地よく、いい按配にゆったりしてて、楽しめましたよ。
子役の森永くんが凄く面白かった。落語もそうですが、普段のしゃべりが面白いです。関西弁だし、面白いことをセリフで言わせてもらってるわけなんですが、ああいうのって間も大切だと思うし、本人も関西人なのかな?すごくハマってました。松重さん、八千草さん、伊東さんの演技も安定してて、心配なし。八千草さんに時々笑わせてもらいました。
問題は香里奈・・・・・・。いくつかのドラマで演技は見てるんですが、それまでそんなに気にならなかったのに、この映画はちょっと・・・気になりました。役柄が美人だけどしゃべるのが苦手で笑わない人という設定だったので、表情があまり変わらないのは、役柄に合ってるんでしょうけど、なんか硬いんですよねー。ラスト、抱きつくシーンなんて、あんた嫌なのかよ!という突っ込みを入れたくなりました(笑)。なのでそのラブシーンだけ、どうしても違和感が拭えず、あの辺、バッサリカットしてもいいんじゃないかと思うくらい。でも浴衣姿はとーっても綺麗でしたよ。

話し方教室で落語の練習をしたからって、どうなるってわけでもないような・・・という感じはありましたが、その辺はスルーでしょうか(笑)。五月は三つ葉といい感じにはなったけど、話が上手くなったわけじゃなさそうだし、湯河原さんは解説辞めて、コーチに就任だし(爆)。唯一、村林くんが友達となんとかやっていけそうという感じでしたね。

まぁでも全体的に楽しめたので、よしとします。特に落語好きじゃなくても楽しめると思いますよ。ラストの国分くんの落語が良かったな。自分だけの落語を見つけた・・・というのがね。

300<スリーハンドレッド>(試写会)

2007-05-22 10:19:15 | 映画(さ行)
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ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディー、ディヴィッド・ウェナム、ドミニク・ウェスト、ビンセント・リーガン出演。ザック・スナイダー監督作品。

紀元前480年。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)のもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王(ロドリゴ・サントロ)の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢は、なんと100万の大軍だった…。(goo映画より)

久しぶりに試写会に行ってきました。DVD(ビデオ含)は見てるんですが、レビューを上げてないです(苦笑)。
この映画、アメリカで大ヒットしたという事で話題になってますね。史実を元にした原作があるそうです。
が、映画を観た印象としては、日本ではヒットしないんじゃないかと・・・。女性客を呼び込むのが難しいと思います。想像以上に血がドバーだし、首チョンパなので、まともに見てるとうげぇという感じです。ただし、日本の戦争映画のようなリアルさとはちょっと違う(CGを多用しているせいだと思いますが)ので、割り切って観れば、意外とイケるかもしれません。微妙な所(笑)。とにかく血がダメな人は×ですね。
有名な役者は映画「オペラ座の怪人」で怪人役をやったジェラルド・バトラーだけだし・・・。でもまぁ男性の肉体美は見れますよ(笑)。闘い方は見事だし、300VS100万でも愛する国や人を守るため、死ぬまで闘うという心意気には、よっしゃいけぇ!と思えます。やっぱり闘いは戦士の数だけじゃない、頭使えばある程度は闘えるんですねぇ。「墨攻」をちょっと思い出しました。

スパルタの子どもは、生まれた時に障害がないか、発育不全はないか調べられ、ある場合には、殺されるようです。(崖から落すんだっけ?)小さい頃から闘い方をおそわり、7歳で母親の元を離され、成人したらたった一人で森に入れられ、生き残って戻ってきた者だけが、スパルタの男として認められるそうな。“スパルタ教育”という言葉がありますが(今、ほとんど聞きませんねぇ)どうやらそこから来てるようですね。その制度がいいかどうかは別として、史実として、そういう事があったんですね。辛い時代だ。

ジェラルド・バトラーは怪人役だった人です、と言われても、ちっとも分かりません(苦笑)。あの時は仮面つけてたもんね。肉体美はステキでしたが、あのアゴヒゲはどうもねぇ。作られた感じがして微妙でした。
ペルシア帝国のクセルクセス王役のロドリゴ・サントロがインパクトありました。なんていうか、エジプトのツタン・カーメンみたいなんだもん(爆)。美しいというのはちょっと違うような・・・ロドリゴ・サントロはブラジル出身の方のようですね。素顔を見てないのでなんとも言えませんが、濃そうな顔でした。

アメリカで大ヒットしたのは、敵がイラク人だったから、という話を耳にしましたが、うーん・・・確かにペルシア帝国が送り出してきた敵の集団の中にアジアの国があったようですが(アラブ系の格好してた)、そのせいでヒットしたというのは違うような気もしますけどねぇ。
あと、ちょっときになったのは、スローモーションを多用しすぎかな。最初はいいんだけど、途中からは飽きました。


主人公は僕だった(試写会)

2007-05-08 17:27:47 | 映画(さ行)
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ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、クイーン・ラティファ、マギー・ギレンホール出演。マーク・フォスター監督作品。

平凡で面白みのない男、ハロルド(ウィル・フェレル)。国税庁の会計検査官である彼は、過去12年間、毎日決まった生活を送っている。しかしある朝、ハロルドの頭の中に、彼の行動を文学的な表現で語る女性の声が割り込んできた。それからというもの、その声はハロルドの頭にたびたび響くようになる。彼女によれば彼はどうも小説の主人公のようで、しかも彼に死が近づいていることもほのめかしていた。それから自分の運命を変えようとするハロルドの奮闘が始まった。(goo映画より)

公式サイト

CMでチラリと観た意外、予備知識なしで観てきました。地味は映画なんですが、発想がとても面白いと思いました。思わず涙してしまうシーンもあり、後味はなかなか良かったです。
地味というのは、まず主人公が地味(笑)。顔も地味だし、スタイルも地味。でも歌が意外と上手かったりする。
その地味な主人公を演じるウィル・フェレル、どこかで観たなぁと思ったら、「プロデューサーズ」でナチスの格好して喚き散らしてた役をやった人ですね(笑)。

国税庁に勤める会計検査官だけあって、数字が大好きなハロルド。歯を磨く時も磨く回数数えてるし、バス停までの歩数も毎日同じ。そんな彼の日常に、急に自分の行動を文学的表現で語る女性の声が聞こえるようになり、それはどうも自分を主人公した小説を書いている作家の声らしいことがわかり、その作家は悲劇小説を書く作家で、主人公を必ず最後に殺すというから大変なことに。相談した小説評論家の教授には「喜劇になるようにしろ」と助言を受け、気になっていた女性にもアタックして、いい感じに。
とうとう作家を見つけ、乗り込んでいくハロルド。筋書きが出来上がっている小説を持ち、教授へ読ませると、最高傑作だという。主人公が死ぬ以外に最高の結末はありえないと。意気消沈したハロルドも小説を読み、作家の所へ行くのだが・・・。

クライマックスのシーンは、想像がつきます。最初の方からちょこちょこ出てくる新しい自転車を買ってもらった少年、仕事が決まったばかりの女性・・・
十分に想像できるシーンなのに、気がついたら涙がポロポロと溢れてました。
さて、ラストはいかに。

自分が書いた小説の主人公がなぜか現実世界にいたとしたら?これから殺すはずの主人公がやってきて、なんとかしてくれと懇願に来たら?
・・・・・・まかりなりにも、シナリオを書いた事がある私みたいな人間にとって、そんな恐ろしいこと、起きて欲しくはないですが(笑)、発想は面白いですよね。

私は結構楽しめたのですが、なんせ地味なので、ヒットは難しいかなぁという気もします。口コミで広がるタイプの映画かな?でも一般層に受けるかどうかは微妙(苦笑)。
ちょっと病的な感じのエマ・トンプソンも魅力的な女性のマギー・ギレンホールもなかなか良かったです。
ダスティン・ホフマンは最近、脇役で見かけることが多いですね。主人公との掛け合いが面白かったです。

シュガー&スパイス 風味絶佳

2007-05-02 13:29:21 | 映画(さ行)
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柳楽優弥、沢尻エリカ、夏木マリ、大泉洋、チェン・ボーリン出演。中江功監督作品。06年。

米軍基地が隣接する東京・福生市。平凡な毎日を送る志郎は、高校卒業後は大学へは行かず、“とりあえず”ガソリンスタンドで働いていた。そんなある日、ガソリンスタンドに新しいバイトとして乃里子が入ってきた。彼女にかつて感じたことのない感情を抱く志郎。2人で会う時間が増えるにつれ、次第にうち解けていく乃里子と志郎。そして、乃里子に頼まれ、元カレのもとへ一緒について行った志郎は、それがきっかけで乃里子への気持ちが初めての恋だと気づくのだったが…。(allcinema onlineより)

公開当時、結構評判が良かったので、観に行こうかなと思ったのですが、結局行きませんでした。
なんてったって苦手なラブストーリーだし(笑)、柳楽くんは、「誰も知らない」は凄く良かったのに「星になった少年」でなんだこりゃだったので、ちょっと不安だったというのもありましたね。

が、しかし意外にもなかなか良かったですよ。ラブストーリーというのももちろんありますが、青春映画という感じでしたね。冒頭のシーンがまたインパクトあって、引き込まれます(笑)。
特に、志郎と乃里子が付き合い始めるくらいまでは、かなり面白い。演出がかなりいいんじゃないかと思いました。脚本も、もしかしたら原作もなかなか良いのかも?
柳楽くんの演技も「星になった少年」よりもずっと自然でした。同年代(という設定)の友人がいたからなのかもしれませんが。特に違和感を感じることはありませんでした。
そして、柳楽くんの演技を引っ張ってたのが、やっぱり夏木マリでしょう。こういう役をやらせたら、ほんとに天下一品(笑)。どれ観ても同じという話もありますが、これが彼女のキャラなので、私はいいと思うんですよね。
それからやっぱりオアシスの曲が映画の雰囲気を良くしていると思いました。観ていて楽しい気分になります。

グランマのダイヤモンド富士のシーンも悪くないですが、ちょっとダレた気もしました。
志郎と乃里子の関係に暗雲立ち込めるようになってからは、ちょっとありきたりな感じになってしまいましたが、キャラメルの、あの味を思い出して食べたくなってしまったし、という事で良しとします(笑)。

あ、そうそうチェン・ボーリンですが、日本語なかなか上手ですね。なんかもっと幼いイメージがあったのですが、大人っぽく感じました。そりゃ柳楽くんと同じに見えたら困るけど(笑)。
それから、エンドロールで蒼井優の名前を見たような気がしたのですが、出てました??見間違いかな。それとも同性同名???


スパイダーマン3

2007-05-02 11:44:08 | 映画(さ行)
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トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマン・ヘイデン・チャーチ、トファー・グレイス、ローズマリー・ハリス出演。サム・ライミ監督作品。

スパイダーマンはいまやニューヨークの市民から絶大な信頼と賞賛を集めるヒーローとなり、恋人MJへのプロポーズも決意し、順風満帆のピーター・パーカー。ところがMJのほうは出演した舞台が酷評され気分はどん底。そんなある日、謎の黒い液状生命体がスパイダーマンに取り憑き、そのスーツを黒く染め上げる。黒いスパイダーマンの戦闘能力は、なぜかこれまでよりも格段に高まっていた。しかし同時に、ピーターの心にもある変化が生じていた。そんなスパイダーマンの前に現れる3人の敵。ピーターの伯父ベンを殺害した犯人“サンドマン”、死んだ父の復讐に燃え“ニュー・ゴブリン”と化したハリー、そしてピーターへの激しいライバル心から黒い生命体に支配されついには最凶の敵“ヴェノム”となってしまった同僚カメラマンのエディ。三者三様のスーパーパワーを備えた彼らは、自らの内なる悪に苦悩するスパイダーマンに容赦なく襲いかかるのだった。(allcinema onlineより)

公式サイト

5月1日より世界で日本が最初の公開という事で、観に行って来ました。たまにはそういう祭りに乗ってみるのもいいかなと(笑)。
「スパイダーマン2」はこの間DVDで鑑賞。テレビでも放映してましたね。

映画は面白かったです。一番いいなと思ったのはやっぱりダーク・スパイダーマンの所。叔父を殺した犯人が実は別にいた、と知り、復讐に心を奪われたピーターの心の闇に黒い生命体が入り込んでいくというのが、いいですねぇ。誰だって恨みや妬みというのは大なり小なり持っているものだけど、相手に危害を加える事の出来る人が復讐心を持つと恐ろしいことになりますね。スパイダーマンはスーパーマンと違って地球人で(笑)、普通の人間だし、心の闇があることも、ちょっとしたキッカケでコロっといってしまうのも、よく分かるので、そういう所に感情移入しましたね。
しかし、ダーク・スパイダーマンになってしまったピーターは人が変わったようになってしまって、変なダンスにちょっと笑った(笑)。
破天荒な展開には、原作アメコミだし、ということでツッコミません。サンドマンになる経緯はやや無理やりな感じがしますが、最後グっと来てしまったので、よしとします(笑)。黒い生命体はどこから来たんだろう?とかそういう・・・結局突っ込んでるな、私(爆)。

サンドマンのあのCGはやっぱり凄いね。こればっかりはハリウッドあっぱれです。CGに関してはどこの国もかなわないでしょう。
アクション部分も一体どうやったらあんな風に撮れるんだか・・・凄いです。初めて劇場で観ましたが、これは酔う人いるな(笑)。私はワクワクしちゃうタイプなので酔いませんが。
親友のハリーとの対決も観れたし、ハリーと力を合わせて闘うシーンも観れたし、楽しめました。しかし、こういう時のヒロインは、危険にさらされて、あとは見守るくらいしか出来なくて、なんだか可哀想ですね。キルスティン・ダンストはどうしても顔が好きになれないので、まぁどうでもいいんですが(爆)。

私はダーク・スパイダーマンな部分(そうなっていく経緯も含めて)が好きでしたが、あんなのスパイダーマンじゃない!という感想もあるみたいで、ちょっとびっくり。そういう所が世間とズレてるんだな、私(苦笑)。
人間くさいヒーローってステキじゃん!そっか、私、正義の味方よりもダーク・ヒーローが好きなんだった(爆)。

どうやら6部作になるという噂もあるようですが、私はここで終わらせてもいいと思うんですけどね~。ヒットすれば次を作るというのが、金儲けの鉄則ではありますが。
もうトビーをスパイダーマンから解放してあげたら~?

スパイダーマン2

2007-03-28 10:47:29 | 映画(さ行)
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トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、アルフレッド・モリナ、ジェームズ・フランコ、ローズマリー・ハリス出演。サム・ライミ監督作品。

あのグリーン・ゴブリンとの死闘から2年、ピーター(トビー・マグワイア)は新聞社へ写真を売り込みながら大学生活を送る一方、スパイダーマンとしてニューヨークの街を守っていた。しかし、愛するメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)は念願の舞台女優になったことで少しずつ距離ができ、親友のハリー(ジェームズ・フランコ)は亡き父の会社の跡を継ぎつつ仇を取るためスパイダーマンへの復讐に燃えていた。複雑な人間関係に悩みが増すばかりのピーター。そんな時、ハリーの会社のもとで研究を続けていたDr.オクタビアスが実験中の事故で怪人ドック・オクとなってしまい、4本の金属製人工アームを自在に操り暴れ回りながらスパイダーマンの前に立ちはだかるのだった…。(allcinema onlineより)

スパイダーマンシリーズ第2作目です。1作目は観たのですが、観た時の環境が悪く、集中してないけど、筋は分かる程度に観てしまい、面白いという風に感じられませんでした。
ちゃんと見直そうと思ったのですが、家でDVDを観た時は、なんだかつまらなくて途中で止めてしまいました。
大ヒットしてたので、期待してたんですが・・・。やっぱり映画はちゃんと観ないとダメですね。
そんな感じだったので、もともとアメコミはあまり好きじゃないし、スパイダーマンシリーズはもう観るのやめようと思ってました。が、5月に公開予定の3作目の予告を観て、考えを変えました。ダークなスパイダーマン、面白そうじゃん!(笑)。
悩めるヒーローもいいけど、正義の味方が悪に染まった時どうなるのか、という方がずっと興味をそそられます。私、ちょっとひねくれてんのかな(笑)。
というわけで、3作目を観るのであれば、2作目も観ておかないとというわけで借りました。たぶん映画公開直前にはTV放映するだろうと思ったのですが、試写会マニアとしては、TV放映が間に合わない可能性があり(笑)、できれば字幕で観たいしということで。

うん、予想以上に面白かった。なんだか涙ぐんじゃったりして、それは予想外(笑)。スパイダーマンがビルの間を飛ぶ(という表現が正しいのか分からないけど)映像は爽快感がありますね。あれ大きいスクリーンで観たら気持ちよさそう。あのスパイダーマンの動きはトビーじゃなくてスタントマンがやっているのかな?あの動き、よく観ると笑えるんだけど(苦笑)。
怪人ドック・オクのCGがまた素晴らしい。本当にハリウッドのCGにはいつも感心します。列車の上でのアクションもなかなか良かった。
恋愛に悩むピーターも悪くなかった。まぁラストはちょっとお決まりな感じでしたが、アメコミだしねぇ。ただし、キルスティン・ダンストの顔が好きじゃない私は、その恋愛パートには感情移入できないんだよね・・・(^^;
大きな力には、大きな責任が伴うみたいなセリフがあって、ヒーローって大変だな~と思いましたね。力を持ってしまった以上、それを使わずにいると良心の呵責に苛まれ、使うと愛する人と一緒にいることはできない。スパイダーマンはスーパーマンと違って、普通の人間だったんだもね・・・。

3作目はいよいよ親友と対決かな?ダークなスパイダーマンにワクワク。