『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

極楽寺山登山-⑥

2020年03月19日 | 登山

 

 

 


極楽寺本堂脇の覆屋内に古梵鐘が安置してあるが、この梵鐘は延宝6年(1678)に廿日市鋳物師の山田貞栄が鋳造したものである。現在銘文を見ることが難しくなっているが銘文によると最初の梵鐘が盗難に遭ったとあり、重い梵鐘を山上からよくも持ち逃げしたものだ。
梵鐘が無くなったので昨日少し触れた明応5年(1496)には厳島神主宗親が大旦那で廿日市鋳物師の久信が2代目の梵鐘を鋳造したが、年数を経て音の響きが悪くなったようで、廿日市町人の宮屋氏を施主として覆屋内のこの梵鐘が鋳造されたようである。


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