『はつかいち』 ぶらり

安芸の宮島の地・・・廿日市を見たまま紹介―独自の好奇心アンテナを張り巡らせて、ビビッと反応したものを紹介します。

大束富くじ場跡碑

2022年11月04日 | 「宮島地区」ぶらり

 

 

 

上西蓮町を散策していると市営住宅西蓮コーポに向かう三叉路角に大束富くじ場跡碑が建立されている。絵図にみられるように江戸期の人々が夢を買う大束入札場所がこの付近にあった。富座で求めた諸口の合鑑(相鑑)紙と木駒に同一の番号、口名や思い思いの文句を書いて、合鑑紙は加入者が保管しており、木駒は桶に入れて指定期日に桶の小穴より木駒を突いて当り籤を決定していた。
芸藩では富くじは禁制であったので宮島特産の大束(薪)の入札という名目としていたようである。(絵図:宮島歌舞伎年代記より)

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