昨日、閂を紹介したので申(猿)年に因んで土蔵などに使用されているサル鉤・サル錠を紹介しよう。土蔵などのサル錠は通常二重ロック方式となっているようで、L型の長さを変えてサル錠を作れば独自の錠前となる。
サル鉤は鉄棒をL型に折り曲げ先端に爪をつけたもので、先端の爪でサル錠の横木凹みに引掛けて回転して横に移動させると横木の枘が縦木から抜ける。次にサル鉤先端の爪で縦木の円弧凹み部分に引掛けて回転させ持ち上げると縦木の枘が敷居部分から外れて解錠となるのである。
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