太田出版 363ページ Kindle Unlimited
20歳 大学生 劇団のスタッフをしている寺山スエキチが祖父の告別式の翌朝に目を覚ますと、日比野綾という美女が隣にいた。泥酔して眠ったスエキチには何も覚えていない。知らぬ間に綾は姿を消す。次に弁護士 立見が訪れ、祖父の遺言で4億5千万円の切手コレクションがスエキチに相続されることになったとしらせる。しかし、それには大学を卒業することと、社会人となって結婚することという条件が付けられていた。そして、この日以降 綾がスエキチにつきまといはじめる。
小劇団のスタッフで貧乏な大学生に祖父の遺産が転がり込む。このタイミングで謎の美女が現れる。劇団の座長、奇妙な劇団員達、そしてやくざものなど クセのある登場人物が多数現れます。このあたりが、他の山本直樹作品とは違うところ。ストーリーがあります。このためもあって、エロティック場面は控えめ。
物足りなく感じるところがありますが、「謎の美女 綾とは」の興味が深くなり、続きが読みたくなりました。
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