1958年、ステレオの最初期のRCAによるライナー シカゴ響によるロッシーニの序曲集。
ライナーのCDは15枚ほど持っています。それほど好きな指揮者ではないので、このCDもそんなに期待を持たずに聴き始めました。
しかし、良い意味で裏切られました。1曲目のウィリアム テルから引き込まれました。
なんと馬力がある爽快な演奏なんでしょう。古き良き時代、我が世の春を謳歌していたアメリカの勢いそのものが音楽になっています。V8エンジンの至れり尽くせり装備満載のキャデラックです。
音の色彩感は同時期のオーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団にはかないませんが、力強さと勢いはバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルを凌駕して、かつ演奏の精度は数倍高いです。
他のCDのライナーはここまでのはじけ方していません。好きな野球チームが相手ピッチャーを傘にかかって打ち込んでいく様を応援しているような、そんな気持ち良さをもたらしてくれました。
ライナー指揮シカゴ交響楽団の一番の録音ではないかと思います。
間違いなし お薦めです。
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