「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離（ディスタンス）」 イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

1995年 米国作品。

1995年から2013年にかけてイーサン・ホークとジュリー・デルピーの2人で制作されたビフォア・サンライズ、ビフォア・サンセット、ビフォア・ミッドナイトと続いたラブストーリー 3連作の1作目。
欧州長距離列車の中で米国青年ジェシー（イーサン・ホーク）とソルボンヌ大学に通うフランス人セリーヌ（ジュリー・デルピー）が出会う。翌日の9時30分のウィーン発フライトで米国に帰るジェシーは、ウィーン駅で「一晩一緒にウィーンの街を歩こう」と誘う。そこから、レコード店、墓地、遊園地、水上レストラン、公園と街を歩きながら、二人の心が近づいていく。



お互いに惹かれ合いだした二人。ウィーンの夜の14時間、ほとんど二人の話し。飽きることもなく、次々と話が弾んでいく。別れの時間が刻々と近づいていくにつれて、どんどんと気持ちが高まって。胸が熱くなります。こんなに楽しく話をして、お互いを共有できたら幸せだなぁって思います。

ジェシー役のイーサン・ホークがセリーヌ役ジュリー・デルピーを見つめる瞳に愛情が溢れていく。セリーヌは自分にブレーキをかけようとするのだけど、停められなくて困った眼をする。良い演技してます。

観覧車の中での最初のキス。後でセリーヌが「彼（ジェシー）は少年のようなキスをする」という話をします。この最初のキス、二人とも知り合ってから一日も経っていないのに、キスしたくなる。戸惑いもある。葛藤の中でキスをしてしまうというシーンです。ここは、記憶に残したい名場面です。



本作観て知ったのですが、残りの2作「ビフォア・サンセット」、「ビフォア・ミッドナイト」を観たくなってしまいました。

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