SONY XL-45II カートリッジ

SONYのシェル一体型 MM型カートリッジ XL-45II をゲット。








1976年の発売。前年に発売された通常型カートリッジ XL-45 を当時流行した「剛性」のため、シェル一体型にしたモデル。
剛性優先のつ作りなので、実物は硬く重く、共振の要素を排除しきっています。このため自重が20gあり、私のプレーヤーでもゼロバランスがぎりぎりです。

針先は超楕円、一般にはシバタ針という高域が伸びる形状。 「シバタ」はこの形状を開発したビクターの技術者の名前なので、ソニーとしては「シバタ」は使わなかったのでしょう。
カンチレバーはカーボンクラッドカンチレバーという当時実用化が進んだカーボン繊維とアルミを使った ハイブリッド素材。 実物を手に入れて、この細さに驚き。 アメリカのSHURE製品の1/5ほどの径です。



癖の無い伸びやかで澄んだ音を出します。高域は どこまでもの伸びていく感覚。 私の好みでは、あと少し低音の厚みが欲しいところかな。





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