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1976年作品。
零式戦闘機の撃墜王 坂井三郎の「大空のサムライ」を原作とする戦記映画。
ラバウル基地の海軍航空隊としてアメリカ軍と交戦を続けていた坂井空曹は零式戦闘機を巧みな操縦技術で操り、敵機を倒し味方の損害を少なくするために戦い続けていた。そこには士官学校出の上官との対立や若い部下の死とその姉、死に場所を与えられた爆撃隊など、死に直面したぎりぎりの人間模様があった。
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部下の油断に対する指導、技量が足りない上官への教育、一撃離脱の新戦法に対する零式戦闘機の対応、そして護衛機無しで飛ばされる一式陸攻への思いなど、深い意味を持つ多数のエピソードが盛り込まれ堪能します。また、特撮にはかなりの予算が掛けられているようで、CG無しでここまでの映像を作ったことに感心することしきりです。
これに呼応するように藤岡弘、志垣太郎、丹波哲郎などの俳優陣も気合いの入った演技を続けて、ほころびが全くありません。張り詰めたテンションが継続しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/0d/ee5d289cbe6e259dafd84ba6196bbf36.jpg)
この原作のゴーストライティングや、映画製作の会社など、いろいろな裏の曰くがありますが、純粋に映画作品としてはかなりのハイレベルです。お薦め。
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