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1937年の米国映画。
不況によって失業したトロンボーン奏者の娘パッシーは父親が再びオーケストラに復帰することを夢見ていた。ある日、落とし物を届けに行った富豪の婦人から、オーケストラのスポンサーになるという話を聞く。パッシーは100人の失業中の奏者(これが原題「100 Men and a Girl」を集め、オーケストラを結成してしまう。オーケストラに著名な指揮者が必要となり、ストコフスキーに指揮を頼みにいくが・・・。
数十年ぶりに観ました。その時は中学生で、TVの放送であったことをよく覚えています。心の琴線に触れるところがあったようで、各シーンが記憶から浮かび上がってきました。
父親思いの少女のけなげな行動が、偶然が重なって、またタクシー運転手などに助けられて、よき方向に展開していく アメリカンストーリーです。理屈抜きで、観る者を幸せにしてくれます。
この映画には指揮者 レオポルド・ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団が出演しています。ストコフスキーの指揮が見所のひとつです。
長身のストコフスキーが、指揮棒を持たず、十指でオーケストラを巧みに操る様は、音楽なくともそれだけで芸術です。また、ストコフスキーが個室でバッハをピアノで弾くシーンも、ダイナミックな腕の使いで見栄えします。
若き日のストコフスキーはカラヤンやバーンスタインを凌駕する人気であったと聞きますが、この映画を観るとそれも頷けます。
ストコフスキーやクラシック・ファンには素晴らしい音楽映画です。音楽を離れても、心暖まるヒューマン・ドラマになっています。
お薦めです。
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