2016年作品。
百田尚樹原作の出光興産創業者 出光佐三をモデルとした小説の映画化。
石油の将来性に目を付けて門司で石油販売業 国岡商店を興した国岡鐡造(岡田准一)であったが、既得権を守りたい販売店や役所により参入を阻まれる。そこで国岡は海上で船舶への石油販売を始める。このように壁に突き当たっても、新たな道を開拓して会社を大きくしていく。敗戦の後もメジャーによる輸入ルートを閉ざされても、自社のタンカーで直接イラクへ買い付けに行く。
北九州で始めた石油販売店から、日本の出光興産へ。幾多の困難、障害を乗り越えて行った出光佐三のストーリーです。権力者との闘いが繰り替えされる破産万丈の人生模様。
原作はまだ読んでいませんので、想像になりますが、小説にある多くのイベント、事件を映画に盛り込みすぎたような感覚があります。ひとつひとつのエピソードが、細切れになってしまいました。
ラストのユキのスクラップブックのシーンはどうなんでしょうかね。涙頂戴の場面を作ったあざとさが感じられて興ざめしました。ここは無かった方が良かった。
「永遠の0」と比較すると、作品の完成度は数段劣ります。
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