「続・荒野の七人」 DVD ユル・ブリンナー

1966年 米国作品。
1960年の「荒野の七人」の続編にあたる。

カルベラの盗賊団との闘いから10年後。メキシコの小さな村がロルカが率いる一団に襲われ前の闘いの後、村に残ったチコも含めて、村の男は皆連れ去られてしまう。チコの妻は前の闘いのリーダー クリス（ユル・ブリンナー）を探し出して再び村を救うことを頼む。クリスは再び仲間を集めて村へ向かう。



「荒野の七人」のヒットにより本作「続・荒野の七人」、1969年の第3作「新・荒野の七人 馬上の決闘」、1972年の第4作「荒野の七人・真昼の決闘」のシリーズ 4作が制作されました。観たことがあるのは、オリジナルとこの「続」だけ。シリーズの回が進むごとに、コンパクトな作品となっています。

前作と共通のキャストはクリス役のユル・ブリンナーだけです。前作で生き残ったヴィンとチコやチコの妻も登場しますが、スティーブ・マックイーンはもとより全て別キャストになっています。ユル・ブリンナーがいるから、かろうじて「荒野の七人」であることが分かります。第3、4作はユル・ブリンナーすら出演していないので、別映画と考えても良いかもしれません。



クリス役のユル・ブリンナーが仲間を集めるところ、チャールズ・ブロンソンやェームズ・コバーンの登場だけで わくわく感が高まったオリジナル。これと比較すると、単なる娯楽作品となっています。クライマックスの戦闘シーンも軽い。
ユル・ブリンナーが出ない第3、4作がどういう作品になっているかは、言わずもがなという感じですが、ここまで書くと観ないわけには参りません。

	続・荒野の七人 [DVD]
	クリエーター情報なし
	20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン