自然食品ヘルシー池田店「私の最近食べたものや家族の事、お気に入りの商品について。」のブログ?

我が家の食事や出来事、こだわりの食材、料理、新商品、お店の事など書けたらなーと考えています。

「生命あふれる田んぼのお米」 生産者、小野寺さんが来店されました。

2011年12月18日 | Weblog

宮城県の美味しいお米、

生命あふれる田んぼのお米」を

作られている小野寺さんが来店されました。




小野寺さんのお米は化学肥料や化学農薬は一切使わず、

稲を野生化させて育てられています。

しかし、今年は震災の影響もあり、いつも以上に大変だったようです。


震災の直後は電気、水道が止まったため、水は地下水を使い、

食事は「モミ殻かまど」で炊き、情報は車のテレビで知ったとのこと。


社員さんは地震で家が倒壊された方や津波で浸水した方もおられる中、

震災当初から出社し、業務の復旧に全力を注がれました。

小野寺さんの長男さんはガソリンの確保や組織全体の運営を円滑に進め、

お嫁さんも理系の才を活かし、放射能対策に役立つ文献を調べたり、

大学に行き話しを伺い情報を収集したそうです。


そういった素早い対処のおかげで、震災からわずか一ヵ月後には、

放射能汚染経路の予測や作付けの方針、セシウムに対応した耕種的対策、

肥料設計、モニタリング計画、天然除染素材の手配、

農家さんや企業向けの資料まで作られました。





放射能対策の基準など無い為、調べた情報をもとに

対処方などの説明を書かれています。



地理的条件や天候、偏西風によって汚染の広がりが違うことや、

対策をとるべき放射能物質の種類を説明されています。





震災から、かなりたってよく聞くことになった放射能物質を吸着させる

”ゼオライト”についてもすでに調べてあり、効き目が分からないなか、

大量に田んぼにまかれたそうです。






放射能の影響があるのか無いのか分からないのですが

”田んぼが汚染されたと思って”対策を練られています。





後々、ニュースになっていたような対処法が

この時点で調べられていました。









こういった努力もあり、国の調査に基づく対応として

宮城県が行った23年9月15日の収穫後調査で、、、、

国の暫定基準が500bq以下が本当に安全なのかどうかは

分かりませんが、20bq(ベクレル)まで調べられる検査で

不検出(0もしくは20bq以下)でした。


ですが、それでも満足されずに

さらに詳しく調べられる所を探され

再度検査を、、、



23年10月5日、、、不検出(0もしくは10bq以下)




、、、それでも満足されず、さらにさらに、、、

23年10月17日にもっと細かく、、、

1bqまで調べられる検査をされました。

、、、放射能の検査は詳しく調べるほど時間がかかるため

1日に調べられる数が少なくなります。

ですから多く調べられるように

1検体で20分前後で分かる20bqまでしか調べられない

検査法が主流です。(国からもすすめているようです)

1bqまで調べると、1日に数検体しか調べられないので

なかなか難しく、検査料も高いとのこと。

でも小野寺さんたちはなんとか検査していただき



不検出(0もしくは1bq以下)

でした。



検査の結果は早くから聞いていたのですが、

あらためて生産者さんから聞くと、

その結果を出す為にされた努力は

並大抵な事じゃないことが分かりました。



また運も良く、原発から大量の放射能が宮城県側(小野寺さんの田んぼの方角)に

飛んだ際は北からの季節風が吹き、南の方に流されたようです。

(それを説明する図面もあったのですが、地域によって不愉快な
 想いを抱かれる方もあると思いますのでブログには載せません)

とにかくきわめて安心していただけるお米が出来ました。




今晩も生産者の方に感謝を込めて

「いただきます。」




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