子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

人間ですから…

2016年08月06日 | 昭和
二十歳のころのことです。

若い医師、インターンが終わって間もないころのようでした。
わたしは診察の時にいろいろ体の不調を言いたてました。

「すぐ風邪を引く」
「胃腸が弱い」
「すぐに疲れる」
「体力がない」などなど。

その医師は聞いていましたが、「人間ですからね。いろいろ不調も
ありますよ」

その言葉だけで終わり、薬の処方もなし。

そのときはなんというお医者さんだろうと思いました。

それから何十年も経ちました。

最近、「人間だからいろいろな不調もある」がやっとわかるようになりました。

体は鉄で出来てはいない、心もそうです。
不調があって当たり前、不調がないほうがおかしい、そんな思いになりました。

あの先生はどうしていられるでしょうか。
「人間ですから少しぐらい不調がありますよ」
今も言われているでしょうか。