霜恋路日記

【しもこいじにっき】
ロマンチックな名前「恋路」という場所においての出来事です。これは正真正銘本当の地名です。

飲食業のこれから

2004-09-16 21:54:31 | 経営/法律
 マクドナルドの日本進出に伴ない外食産業の市場が拡大を続けていたが、ここ6年間は家計の所得・消費の支出は減少し、そのまま外食市場の減少につながっている。

 外食市場のピークは97年の29・1兆円である翌年から減少し、03年には25兆円に落ち込んでいる。中食市場は97年の5.6兆円柄03年には6.1兆円と約8パーセント拡大している。拡大要因は若い主婦の調理技術の低下、家事の省力化等が考えられる。また単身赴任の増加も一因かもしれない。中食市場を含めた広義の外食市場は31.1兆円ということになる。

 外食産業は、ここ6年間ほど頭打ちで減少傾向にある。少しは景況が回復しこの猛暑でビールなどの売れ行きは好調でありいくらか回復の兆しは見られるが、店舗過剰のなかでの競争は激しく低価格競争だけでは難しくなっている。高単価、数量限定メニュー、同じ資本による他業種、多業態化などによる店舗展開で顧客のイートイン化を図っている今日の状況である。

 競争の激しい外食産業にあってターゲットはこれまでも団塊世代と団塊ジュニアであったがこれからも時代に応じた市場開拓をそれらに行うことが重要である。次にBSE・鶏インフルエンザ対策に象徴される食の安全性を表に出した営業。地域食文化を訴求した営業あるいは中国進出を図るなど国際化を推進していく企業(和民)など様々な波が起こってきているといえる。レジャー参加人口で常に1位を占める外食は生活と密着し、なくてはならない産業といえよう。

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