ミッドタウンのDESIGN HUBで、2011年のGOOD DESIGN賞の受賞展をやっているので観に行ってきました。
今年のテーマは「適正」。東北大震災を経験し、これまでの「デザインは豊かさを定義する」に加え、「適正であること」が審査基準に加わり、デザインされたものが将来の私たちの生活に適正に溶け込むことが良い設計と考えられたそうです。
「デザインは地と図の関係のように、地が変われば図の価値も変わります。本年度は明らかにその地を見つめ直しその上に立った図のよさを見極めようとしました」
今年は震災の影響で、審査開始が例年より遅かったそうですが、計1112点が受賞し、そのうちの72点が展示されていました。
作品は、デジカメ、車などの所謂工業製品はもちろん、大阪の長屋の再開発、地域の農業や工芸品を通じての地域活性、九州新幹線など、もの自体のデザインだけではなく、ライフスタイルのデザインも多数選ばれていたのが印象的でした。
また、GEの超音波画像診断装置、SAMSUNGのLEDテレビ、マイクロソフトのキネティクトなど、海外企業からの応募と受賞もありました。
デザイン・オブ・ザ・イヤーは11月9日に発表だそうです。