ロシアで選挙があり、与党が大勝したとのこと。尊重したいところなのですが
- 「国家ぐるみで薬物隠蔽工作をしている」国家に、公正な選挙とその開票を期待することは、まず無理で、不正選挙・不正開票があったに違いない、というのが普通の印象です。
- やはり「国家ぐるみで選挙を意のままに操っているのだろう」と全体主義国家を想定するのは、やむを得ないのでしょう。
そもそも「総選挙」なるものが存在しない中国と、公正な投開票を信じることができないロシアがあり、あなたは、どちらを信用しますか?
これは大変失礼しました。
どうしても食べなければならないとして、あなたは自分の「目くそ」と「耳くそ」のどちらを食べますか、という質問に近かったでしょうか(泣)。
中央選管「不正選挙の元凶は行政当局だ」
【モスクワ杉尾直哉】ロシア中央選挙管理委員会は22日、9月の下院選に向けた協議を開いた。モスクワ州で近年、下院選や地方自治体選で行政当局の露骨な介入による不正選挙が行われていたとして、同州選管委員長を賛成多数で解任した。
解任動議は、今年3月に新中央選管委員長に就任した女性人権活動家、パンフィーロワ氏が提出。同氏はこの日の協議で、「本当に悪いのは州選管委員長ではなく、組織的に政治圧力をかけ、特定政党を利してきた行政当局だ」と異例ともいえる批判を展開した。
プーチン政権下で実施されてきた選挙について、西側諸国や国内の人権団体は「大規模な不正」をたびたび批判。パンフィーロワ氏の登用については、反プーチンの野党側には「民主化を装う政権側の方策」と冷ややかな見方もあった。だが、この日のパンフィーロワ氏の発言は政権批判ともいえ、今後の同氏の動向や政権側の対応が注目される。
パンフィーロワ氏は協議で「これからも各地方の選管に目を光らせる。昨夜、内務省指導層と会談した際、『中央選管を完全に支持する』との約束をもらった」とも述べた。:毎日新聞2016年6月23日
私は、ロシア政界で、何が怪しく何が信用できるのかについて明確な知識をもっていないものの、だいたいすべては怪しいと見ておく方がよろしいかと思います。
独裁政権は、こわいですよ。
街頭に語らせよ! ロシア 声明
新しい独立した政治勢力の創出で勤労民衆のロシアへ
ロシア社会主義運動
エネルギー資源価格高騰をもてこに強固に築き上げられたと思われていたプーチンの権威主義体制がほころび始めた。昨年12月4日に行われた下院選の不正に対し、人々の怒りが一挙に噴き出し、それが公然とした大衆的街頭行動へと発展したのだ。:かけはし2012年1月16日号
4年ほど前の記事で
かなり古いのですが、この頃すでに「どうも怪しい」と見られていました。ということはずっと前からロシアの選挙には信頼性がなかったということですね。
- 日本の開票でも公務員が作業にあたっていて時折不正が見られますが
- ボランティアに頼っているアメリカにはもっと信頼性がなく
- ロシアの信頼性は最低であり
- 中国にはそもそも総選挙なるものがないのでした。
中国でも「選挙」の試みが
小さな地方都市の首長選挙か何かで見られましたが、香港同様に中国共産党の意向が反映される仕組みになりつつあるようです。独裁国家で大いにあり得ることですね。
また中国共産党の地方選挙では
中国共産党の党員だけに選挙権が与えられているようであり、これを「総選挙」と表現するのは明らかに間違っているでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。