カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

「解放」かいほう

2022年06月14日 21時00分19秒 | 似た名前シリーズ 

広辞苑第六版には

解放:解き放つこと。束縛を解いて自由にすること 

とありますが、日本では様々な使われ方をします。


中国では

人民を束縛する軍を「中国人民解放」といいます。抑圧する組織を「解放軍」とは、これいかに(笑)。いかに自分中心かが分かりますね。

諸悪の根源ですが

        • これさえ干渉
        • 共産国特有の他国には干渉するけれども、自国が干渉されるのには耐えられない

なのでしょうか。

まるで露には、普通の国では「幼児とされる傾向」がありますね。

日本語の「多様性」とでも言うのでしょうか。 

北朝鮮問題では

「日本人拉致被害者が解放される」としています。

ウクライナでは

露のウクライナ侵略:露は隣国ウクライナの東部一部の独立(これさえ承認するのはわずか)を認めただけではなくて「東部を解放」するとしましたが、小さな親切、余計なお世話(笑)。

ウクライナはヒトラーをソ連から「解放」してくれたとするのですが、ウクライナの独立を認めず、撤回しました。

露のウクライナ侵攻でも、攻め込む「露軍の支配」から解放されたのでしょうね。

露では

支配した地域を「解放」したと見なすのでしょうが、支配されたほうとしては、それどころではありません。

フィリピンでは

アメリカを、日本の支配から「解放」してくれる救世主であるかのように受け止められましたが、すぐに「新たな支配者」だと気づきます。がたがたの内紛は、あくまでも「新たな支配者との闘い」でした。

同じ島国の日本は、問題をかかえながらも、まずは順調な滑り出しです。

日本では

「部落解放」で使われております。私は「部落解放」には「被爆者運動」とともに原則として大賛成ですが、担当者には「おうじょうしまっせ」。

解放(日本社会主義青年同盟解放派)」は1965年結成の左翼暴力集団ですが、このように左翼で使われることがあります。

いずれも「束縛から解き放つ」という意味で使っています。

しかし、その意味としては、いい場合そうでない場合とがあります。


かい‐ほう (解放):こちら


さてさて、皆様はどう思われますか。


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