広辞苑第六版には
解放:解き放つこと。束縛を解いて自由にすること
とありますが、日本では様々な使われ方をします。
中国では
人民を束縛する軍を「中国人民解放軍」といいます。抑圧する組織を「解放軍」とは、これいかに(笑)。いかに自分中心かが分かりますね。
諸悪の根源ですが
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- これさえ干渉
- 共産国特有の他国には干渉するけれども、自国が干渉されるのには耐えられない
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なのでしょうか。
まるで露には、普通の国では「幼児とされる傾向」がありますね。
日本語の「多様性」とでも言うのでしょうか。
北朝鮮問題では
「日本人拉致被害者が解放される」としています。
ウクライナでは
露のウクライナ侵略:露は隣国ウクライナの東部一部の独立(これさえ承認するのはわずか)を認めただけではなくて「東部を解放」するとしましたが、小さな親切、余計なお世話(笑)。
ウクライナはヒトラーをソ連から「解放」してくれたとするのですが、ウクライナの独立を認めず、撤回しました。
露のウクライナ侵攻でも、攻め込む「露軍の支配」から解放されたのでしょうね。
露では
支配した地域を「解放」したと見なすのでしょうが、支配されたほうとしては、それどころではありません。
フィリピンでは
アメリカを、日本の支配から「解放」してくれる救世主であるかのように受け止められましたが、すぐに「新たな支配者」だと気づきます。がたがたの内紛は、あくまでも「新たな支配者との闘い」でした。
同じ島国の日本は、問題をかかえながらも、まずは順調な滑り出しです。
日本では
「部落解放」で使われております。私は「部落解放」には「被爆者運動」とともに原則として大賛成ですが、担当者には「おうじょうしまっせ」。
「解放派(日本社会主義青年同盟解放派)」は1965年結成の左翼暴力集団ですが、このように左翼で使われることがあります。
いずれも「束縛から解き放つ」という意味で使っています。
しかし、その意味としては、いい場合とそうでない場合とがあります。
かい‐ほう (解放):こちら
さてさて、皆様はどう思われますか。