カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 52

2017年08月15日 06時25分11秒 | 海外

米大統領トランプが迷走しています。ますますその度合いを強める一方で、特別検察官も任命され、周辺の捜査が密かに進行中です。

非法治国家である韓国では大統領の弾劾時に「反論」があり得なかったのですが、アメリカでは、まったく異なる展開になりそうです。 


米朝衝突の危険「非常に高い」=ロシア外相が警告

(ロシア外相)ラブロフ氏は「米国と北朝鮮の言葉の応酬は一線を越えようとしている」と述べ、双方が武力行使の可能性をちらつかせ、威嚇し合っている現状に懸念を表明。「常識が勝ることを望んでいる」と訴えた。また、軍事衝突が起きないように「われわれはあらゆることを行う」と強調した。(時事 2017/08/11 

加熱する米朝の舌戦をロシア外相が「危ない」と警告しているようですが、そのロシアがシリア問題でアメリカと衝突しております。

ここに至り、中国も北朝鮮からの「石炭・鉄鉱石・海産物」などの輸入を本日(2017/08/15)から全面的に禁止する旨声明を出しています(BS日テレ・シンガポールCNA 2017/08/15)が、中国では分らないよう北朝鮮から輸入しているようですから、どこまで本気なのか分かりません。

中国は、かつて日本などへのレアアース輸出を禁止しましたが

    1. 中国が韓国からの輸入を「証拠がないように禁止
    2. 中国が北朝鮮からの輸入を「証拠があるように禁止

相当中国としても痛手となるでしょうが、今年の冬にはほんの少しだけ大気汚染がマシになるかも知れません。

要点は次の2つでした。

  • 中国による韓国への経済制裁(THAADミサイル配備関係で韓国から輸入を禁止した)では、韓国がWTOへ提訴できないよう証拠を見せないように」進め
  • 今回の中国による北朝鮮からの輸入停止では国連決議に従ってちゃんと経済制裁をしていることを知らせるため証拠を見せるように」進めること 

トランプ米大統領  17日間夏休み 休まないと明言/議会に休日返上求め…

【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領=似顔絵=は4日、東部ニュージャージー州に所有するゴルフ場で今月20日まで17日間の夏休みに入った。大統領の長期夏季休暇は恒例だが「就任したら休まない」と明言したトランプ氏は批判も受けている。:毎日新聞2017年8月6日  

CNNが上記引用で

トランプのことを「究極の偽善者」と言っているようですが、今ごろかという印象で、もう十分に弾劾される条件は揃っていると思います。トランプが前言を平気でひるがえし何も説明したり弁解したりしないのを、もう半年以上見慣れてきたからです。

トランプはしょせん素人大統領で、まさかこれほど数多くの矛盾を指摘されるとは思わなかったようです。商売上では「相手を脅せば済んだ」のでしたが、大統領の場合そうはいかなかったからです。

文字通り崩壊寸前ですが私はそれでも、トランプに幸あれと祈らずにはいられません(笑)。 


扇動政治家の論調、実はファシズムと同じだ東洋経済オンライン 2016年7月3日 

ヒトラーの「わが闘争」を例にだして、トランプやプーチンの出す声明の危険について述べております。

日韓の論争にもみられ

何がどうなのかについて、互いに相手の発言を無視して異なることを言っているだけ」の虚しい声明でした。なぜ議論が発展しないのでしょうか。

自分が反対していることについて相手が賛成したので、相手が言っていないことで反論をする、とこうなりやすいものです。

それぞれが属する組織のことを考慮するため、自分の所属する組織を防衛する為の議論になりやすく、ピントはずれのことを繰り返すだけなので、やむを得ないのでしょうか。  


米大統領、世界でイメージ急落=ロシアとイスラエルは例外―世論調査

調査は2月16日~5月8日、米国を含まない37カ国の計4万人余りを対象に実施。今月26日に結果が公表された。:(時事 2017/06/28 

オバマ政権末期とトランプ政権初期時代の比較ですが

ヨーロッパや日本では、80~90%くらいから10~20%へ急激に落ちているようです。

ただしイスラエルでは49%から56%、ロシアでは11%から53%と上昇しており、オバマ時代にイスラエルとロシアに否定的だったのが、トランプになって肯定的になったことを裏付けています。

とは言え、コロリと豹変するトランプのことですから、あてにはならず、特に後者については今後、大きく変わることが考えられます。 

国別の詳細は次のようです。

スウェーデン トランプを信用する 10%(オバマ政権末期では 93%)
ドイツ    トランプを信用する 11%(オバマ政権末期では 86%)
日本     トランプを信用する 24%(オバマ政権末期では 78%)
イスラエル  トランプを信用する 56%(オバマ政権末期では 49%)
ロシア    トランプを信用する 53%(オバマ政権末期では 11%) 

ただしトランプは、ロシア疑惑よりも、司法妨害で弾劾されるであろうと私はにらんでおります。その時期は分かりませんが、2017年前末から2018年だろう程度の事くらいしか言えません。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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