(落合博満)大谷翔平がインサイドの高めの速い球を打たれることはないと思います。ただし20打数1安打(1ホームラン)と、20打数10安打5割で(単打ばかり)とでは、どっちがピッチャーの頭に残るかというそこの闘いでもあるんです。1本のホームランがものすごく印象に残ってそこは投げづらいとなったときに大谷は苦労すると思います。:クローズアップ現代+ NHK総合 2018/05/15
極端な例ですが落合の言う通り、投手の記憶に2種類あり、
- 20打数 1安打で打率は0.050だが、その1本が本塁打
- 20打数10安打で打率は0.500だが、すべて単打
のうち、投手の印象として残りやすいるのは「1.」でしょう。
- 試合の勝敗
- 安打の重み(それで点が入ったかどうか)
などが関係してきて、シーズン中ほとんど野球漬けの日々が続くプロ選手としては
要所で抑える
全体的には確率重視
が大切なんでしょう。例外的に「大失敗」があっても全体的に数値を残しておけばいい、というプロ意識でした。
このほか落合は大谷について
- 投手
- 打者(DH)
- 守備・・・・・・1塁手か外野手?
もあげ3番目の「守備」で「三刀流」も示唆しています。
今はそうでもありませんが、終盤になってエンゼルスが上位を狙えるようになると、今のままというわけにはいかなくなるでしょう。落合は、エンゼルスが優勝を狙えるなら、残り1ヶ月弱になると、「もっと登板間隔が短くなるはず」と見ています。 この時打者としての出場回数も減るのでしょう。この結果、日本時代と同様に、規定数がある「打率(規定打数)や防御率(規定投球数)」の場合には無理だとしても、本塁打数や勝数・奪三振数なら上位に入ると思われます。
MLBでは多くの場合
相手の内野手が、左打者では右へ、右打者では左へ、といった極端な守備をします。例えば左打者の場合、3塁手は2~3塁間に、遊撃手は2塁ベース上あたりに、2塁手は1~2塁間に、1塁手はほとんど1塁ベース上あたりに守備する、といったように。(さらに極端な例:YouTube)
きっと細かい指示が必要な場合、ベンチのコーチあたりから出るのだと思われますが、これらは過去のデータに基づくものです。
引分けがなくだらだらと延長を繰り返し、平均3時間というMLB試合平均時間ですが、心して臨む場合は別として、2時間ちょっとあたりが人間の限界なんでしょう。新大阪~東京も2時間半くらいだし、映画でも2時間程度なんでしょう。3時間は長すぎ、5時間などもってのほかであり、電車ではなく車で球場にやってくることが多い国を基準にするのではなく、「終電車が気になるほど長引かないよう配慮する」のが、自然でしょう。
NPBでは
かつてはそんな時代もありましたが、いまでは極端な配置は見られません。打者からして反対側はガラガラなのでそこへバントすれば楽に1塁セーフになるからでしょうか。
日本ではこれを警戒し、場合によって「浅め・深め」はあるとしても、極端な守備をしないことが多いのです。
同じ過去のデータですが
- バント技術が、発達している日本では極端な守備配置を取れず、発達していない米国では極端な守備配置を取れる。
- 投手は、打たれた球種・コースをよく覚えているもので、特に本塁打を打たれた場合にはそうらしく、打者として高い確率で打てる場合が多いのでしょう。しかし低い確率で偶然本塁打になっただけなのに「投手の本能」で覚えていてそこを避けていると、ストライクゾーンを狭めてしまい自滅につながるかも知れない。
過去のデータを使う方法があれば、それを見抜かねばならないなど、大変ですね。
日本では、WBSCなど国際大会では
各チームの中心打者を集める事が多く、これらの選手はバント処理がうまいとは言えないので、結果がどうなるかでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。