2015年度の統計ですが、各国の「10万人あたりの殺人数」表で、全部で201カ国の調査です。:出典
- 1位~10位は、「南ア」と、南アの中にある特殊な国「レソト」を除いてすべて中米の国で、とくにカリブ海の島々が並んでいます。
- 1位は、断トツの「エルサルバドル(スペイン語で「救世主」の意らしい)」が108人(1)でメキシコとパナマの間の太平洋側にあります。
- 2位は、63人(2)の「ホンジュラス」で、1位のエルサルバドルと国境を接したカリブ海側(反対側)です。
- これら中米の陸地にある国の場合、例によって紛争が絶えず、国情も安定しないため、銃による殺人も多いのです。私のかすかな記憶(40年も前)ですが、エルサルバドルから日本へ帰国した人と2~3分話をしたことがあり、当時よくわからない国だったのが今でも残念で、もっと聞いておけば良かったと思っています。
- また米国が4人(86)と86位なのが意外なほど低いですね(笑)。しかしこの順位は、ケニヤやソマリアより悪く(アメリカの順位が低い)、カザフスタンやキューバよりもマシ(アメリカの順位が高い)という程度です。
- 異色なのがアイスランド0.9人(171/201)で、この国では銃携帯率30%なのに、死者数はイギリス並みだというのです。どういうことでしょうね。
- フランスが1.5人(149)、イギリスが0.9人(169)、台湾が(177)、韓国が(180)、中国(182)、日本(197)と続きます。もちろん中国の値は信頼できず、あくまでも参考程度。
- なお0.00人と最下位(殺人がなかったらしい)だったのが5カ国で、ナウル・ニウエ(太平洋上の島)・リヒテンシュタイン(ヨーロッパの内陸国)・アンドラ(スペインとフランスの国境にある内陸国)・サンマリノ(イタリアの中にある国)でした。
さてさて、皆様はどう思われますか。