2014年4月16日に韓国南西部で発生した、フェリー「セウォル号」の沈没事故。
- 内陸の交通の要所でしょうから、すぐに引き上げるべきところですが、後処理がもたついてあっという間に１年が経過したころ、中国の長江で竜巻により沈没した船を引き上げた中国の会社が、実績を買われてセウォル号引き上げに参加するというニュースがありました。
- ２年後になってやっと引き上げるのかと思っていると、2016年に韓国と中国の関係があやしくなって遅れました。
- 折から肝心の朴槿恵大統領が不祥事で弾劾され、沈没船の引き上げどころか、朴槿恵政権が沈没したままになりそうです。いま代理首相が運営しているようですが、決まり切った事以外はできそうにありません。
- と思っていると、2016年秋には引き上げるというニュースがありました。
- しかし昨年末のニュースでは、船体引き揚げを再度2017年に延期したとのこと。憲法裁判所の判断が降りる4月頃には、厳しい海の荒れもおさまって、引き上げ日和になるのかも知れません。
セウォル号引き揚げ来年に 韓国
韓国南西部の珍島沖合で２０１４年に起きた旅客船セウォル号沈没事故で、海洋水産省は１１日、年内を目指していた船体引き揚げは、来年に持ち越しになるとの見通しを示した。聯合ニュースが伝えた。：産経新聞 2016.11.12 00:30
韓国で
事故直後の「船員のあきれた職業観・公務員による縄張り争い・責任転嫁」などで救助が大幅に遅れたという残酷な話は有名ですが、船体の引き揚げでも何回も予定を遅らせ、事故から3年目の2017年の春へ再び延期された模様です。
陸から遠く離れた場所ならば
何も引き上げを急ぐことはありませんが、事故現場は湾内で行き交う船が多いところらしいので、急いだほうがいいと思われます。
しかし、このぶんでは、2017年4月の「事故から3年目」になって再び秋へ延期し、このままずっと海底に沈んだままになると思われます。全長140m程の船が海底50mほどの海に沈んでいるのですね。
遅すぎた感もありますが、気になるのが、都市名ソウル（Seoul）とセウォル（Sewol）号の発音。
都市名は「ソウル」でいいのでしょうが、船名のほうは「セウォル」と「セウィル」の中間くらいでしょうが、日本語表記としては「セウォル」が一般的らしい。
ハングルについては、主に こちら１ によりました。
さてさて、皆様はどう思われますか。