よく言われますが
映像は、好きでも5~6回、普通なら1~2回見たらそれ以上見ないのに、音声の場合、好きならその10倍くらいは鑑賞にたえられるのはなぜでしょうね。
情報量としては、映像のほうがはるかに多いはずなのに、なぜ情報量が少ないはずの音にこれだけ繰り返しが見られるのでしょう。
ひょっとすると、映像を見る私たちの目のほうに余裕があり過ぎあきてしまうのに対して、耳のほうは余裕がなさ過ぎてぎりぎりのため飽きることがないのでしょうか。
私の経験から言えば・・・・・・
ほぼ同じ時期の人の演奏・公演ですが、映像よりも、音声のほうが、繰り返し再生に耐えられるような気がします。
桂米朝の落語・・・・・・もう何回も通勤途上で音源を聞き、今でも次のセリフまで出てきそうです。
ジャズの演奏・・・・・・なぜか、ほぼ同じ時期なのに(映像は極めて少ないのですが)、音声の方は何回も繰り返して聞いていました。
多分ですが、
- 当時、映像よりも音の方を優先せざるを得ない情報処理事情があったのではないか、とも考えられます。
- ただし誰もが納得できると思われますが、何かをしながら聞くことができるラジオ(音声のみ)に対して、一旦手を止めなければならないテレビ(映像)もあるようで、これが解決のヒントになるでしょう。
- これに加えるべきなのが、耳の情報処理能力と、目の情報処理能力の違い。
- これらに加え、映像では理解したつもりになりやすく、一方音声だけだとそういうつもりにはなりにくいのでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。