カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

不満いろいろ

2018年09月18日 13時14分31秒 | 社会

組織にいる時に、誰でもがもっている不満

これが大発明や起業の動機にも、なるのですが・・・・・・

そうです、多くは何でも上司言いなりの人生。

しかし定年退職すれば、それこそ自分の人生に戻れるのが理想的なことに見えるため、我慢して勤め上げることができます。

しかし、まことに残念なことですが

定年近くまで勤めていざ退職するころには、すっかり組織人間になっていたのです。

年賀状の数が驚くほど少なくなっても、まだ自分には自覚がなく、自分には反発心がある、と考えています。

上司に対してはイエスマンで、部下には横柄。

この組織人間の性格が染み付いていたのです。 

何が不満なのかは、離れてから分るものでしょうか。 


欠乏品について不満をこぼす人に対して「なんの不満があるんだ。私たちは売られてないものを食べ、店にない服を着ているじゃあないか。誰もが盗みをはたらき、国はどんどん豊かになっているじゃないか。」:P.195 ロイス・フィッシャー=ルーゲ「ソ連市民200人との対話」平凡社 


中国人に、自虐センスがあれば

無事、中国共産党は崩壊し、真の中国人による政府が実現するでしょう。尤もその効果がでるまで、崩壊後50年はかかるでしょうが・・・・・・。

言論の自由がなく報道規制がある」点で共通している中国とソ連(ロシア)を比較してみると・・・・・・

中国

総選挙がなく、6%程度の中国共産党が恣意的に国を運営しているのですが、中国を代表しているとは言えません。返還された香港では総選挙がありますがこれも中国共産党の承認が必要になってきました。

国民に何の不満があるのでしょうか。店頭には健康に危ないとはいえ、ものがあふれているのです。習近平に逆らいさえしなければ国民は幸せで、経済格差がひどくなる一方とはいえ国は儲かっているのです。金持ちだけが汚職を使って汚職絶滅の対象となるようで袖の下文化バンザーイですね。

日常生活で不満があろうとも、国の外にアメリカや日本、そして朝鮮半島に敵を作るため「そうだ、そうだ」と元気になります。報道規制がこれに拍車をかけているので、不都合な情報は入ってこないのです。 

ロシア 

一応総選挙はありますが、その被選挙権に問題がありプーチンの意向にそわないと立候補さえできないという「香港状態」。

国民に何の不満があるのでしょうか。店頭にない食糧を食べ、店頭にない服をきています。プーチンに逆らいさえしなければみな幸せにやっていけるのです。逆らう連中だけが国の内外で暗殺されるのですがヤクザ文化バンザーイですね。

日常生活で不満があろうとも、国の外にEUやアメリカなどの敵を作るため「そうだ、そうだ」と元気になります。報道規制がこれに拍車をかけているので、不都合な情報は入ってこないのです。  


(ロベール・ロッカ)どんな男でも妻を必要としている。いつも政府について不満を漏らす訳にはいかないから。:P.96 ジェローム・デュアメル(吉田城訳)「世界毒舌大辞典」大修館書店 


知識人は、瓦の落ちて来そうなところには行かない。政治の腐敗や、市民の苦痛は、自分には関係ない、と見て見ぬふりをする。真面目に見たら腹が立つにきまっている。腹が立ったら、不平不満を言う。不平不満を言えば、禍を招く。儒教の教えには、ヒューマニズムを奨励したり、想像力を激励するものは、少ない権利と義務に触れたものも少なく、競争はあまり奨励していない。ただひたすら、現状に甘んじて、自己満足するように教えている。何をしてもかまわないが、危険を冒すことだけは、避けなければならないのだ。 

だから孔子先生は誰も気に入らない。ただ文無しの顔回(エンホエ)先生を宝として、彼の貧乏に甘んじる気質を褒め称えている。一歩進んで、この二級聖人を貧窮に陥れた社会の責任を追及することはしない。さらに、いかにしてそういう社会を改造すべきか、ということは考えもしない。ただ目を瞑(つむ)って貧乏も楽しむべきだと教えている。すべての中国人がみな貧窮を楽しんでいたら、この国は、たちまち原始社会に戻ってしまうだろう。:P.137-138 柏楊(ポーヤン)「醜い中国人」張良澤・宗像隆幸(共訳)光文社1988/06/25 12刷発行 


韓国では

儒教であまり推奨されない「競争」が異常なほど激しすぎます。これが根拠で、韓族は漢族より優れているとうぬぼれるのですが、部外者からみて滑稽ですね。

目くそ、鼻くそを笑うの類でしょうか。

中国では、まだ「外部に敵を作る」段階でしょうか。 


中国メディアは「国際社会との約束を果たした」と胸を張る。 しかし、五輪開催の直前に、取材中の外国人記者を拘束して暴行するという事件はこれまでの“約束"を破ることになる。中国当局の衝撃も少なくはないようだ。・・・・・・

北京五輪で「報道の自由」を約束したのは、事前に北京市内の不満分子を駆除し、社会矛盾をうまく隠蔽(いんぺい)し、五輪期間中だけ、外国メディアに文明的、民主的かつ繁栄した中国を見せようとしたためだろう。そのために、中国政府は7年間もかけて準備してきた。 しかし、今回のように政府想定外の突発事件が発生すると、中国当局はたちまち、本性を現してしまう。報道規制、新聞記者の拘束など北京以外の地方都市ではいまだに平然として行われている。ある香港記者は「中国当局は態度を硬化するかもしれない。五輪期間中の1カ月だけは報道の自由があると思ったが、それも今回の暴行事件で難しくなった」と話している。 :2008年8月6日8時1分配信 産経新聞 


10年経過しても

中国はさっぱり変わらないどころか、よりひどくなっているようで、そんな中国が、今年2018年韓国平昌のあと4年後に2022年冬季五輪北京大会を開こうとしています。

またまた五輪期間限定の「報道の自由を演じるのでしょうか。どうしようもない中国にご注目を! 


共産党は一体、何を恐れているのか。 

それは現在の中国で、貧富の格差が耐えがたいまでに拡大し、社会の不満が爆発寸前に高まる中で、文革当時の「大民主」を大衆に思い起こさせることが、政権にとって大きなリスクを伴うためだ。

また近年の研究の進展によって、文革が毛沢東による劉少奇ら「実権派」の追い落としや紅衛兵内部の武闘にとどまらず、「黒五類」とされた地主や資本家などに出自を持つ「出身成分の良くない」住民の都市からの追放や、軍を動員した彼らへの集団虐殺にほかならなかったことが明るみに出されてきたからだ(宋栄毅編『毛沢東の文革大虐殺』原書房など)。

大躍進や文革の真相が明らかにされることは、日本軍の侵略をもはるかに凌駕する共産党政権による民衆に対する迫害、虐殺が暴かれることにほかならず、それは政権の危機に直結しかねない。マスコミ報道や教育で歴史の真実を隠蔽する背景には、過去に犯した自らの大罪におののき、党の無謬神話を何とか再建しようとする支配者たちのあがきがある。:P.190-192 清水美和「中国問題の内幕」ちくま新書 


とにかく

変わるべき政党がなく、言論統制・報道規制で異論を排除する中国共産党が、中国人を代表しているはずがありません。中国共産党が崩壊する宿命は、もう避けられないでしょう。

それまで必死に事実を隠ぺいし、報道規制で初めて成り立つのですが、中国人の目を「許せない」外国にむけさせることでしょう。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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