カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

「わび・さび」の趣味

2015年01月16日 02時27分09秒 | 社会

日本には、いや狭い京都にさえ

  • 派手な金閣寺・・・・室町幕府3代将軍足利義満〔幕府全盛期か〕
  • しぶい銀閣寺・・・・室町幕府8代将軍足利義政〔義満の孫〕

の両方があります。

日本には

  • はしゃぎ回って元気という気楽な人たち
  • 婚礼こそすべてという見栄っ張り
  • 祭に全財産を使い果たす情熱の趣味

など派手なイメージが残る地域もあれば、

  • 天変地異があっても暴動・略奪が起きない

という高品位を保つ地味な地域も多く見られ、この「多様さ」がいいですね。

私の個人的な趣味でしょうが、京都に関しては金閣寺よりも銀閣寺のほうが好きで

  • 「わび」とか「さび」などを発明した日本人の渋さに感動して、さえ出てきます。
  • それもそのはず、「び」+「び」と短く略すと「び」となり、確かにが出ます(笑)。←ありゃ~まじめに聞いてきたのにがっかり?

ところで、世界を見渡して

率直に思ったとおり感情を表に出している人たちを見ていると、うらやましく感じることがあります。その昔、泣き男とか泣き女という役割が、あったようですね。

一方では、猫の常ですが、一時(いっとき)のじゃれつき興味がすぐに途切れてしまい「何事もなかったかのように普段の状態に戻る」のを見るにつけ、「さっきの激しい情熱は一体何だったのか」と、疑惑を感じたり、かわいそう、とも感じます(笑)。

悲しい時には大声を出して「わ~っ」と泣き、嬉しい時には「わっはっは」と大声で笑うのがいい、とも教えますが、同時に「喜怒哀楽」を演出する人の中に「わざとらしさ」「イヤミ」「計算」を感じる、こともあり、行き過ぎた感情の発露は好ましくない、という教えにも納得します。

私の今の考えでは

  • 京都でよく目にするのが、横幅が短く奥に長い町屋作りですが、一説では、むかし店の間口の大きさに応じて税額を算出していたので、節税対策のため間口が狭くなった、とのこと。
  • 派手にやっていると、うわさがうわさを呼び、どんな「ありもしない」ことでお咎めを受けるかも知れないという封建時代だったからこそ、表向きには「渋さ」「控えめ」を演じていたのでしょう。そしてそれは現代にも引き継がれていて、世間の「理不尽で事実と異なる風評」を回避するため、表向きには「派手にしない、儲かっていることを鼻にかけない、つまり世間対策のため謙虚さを前面に出す」という伝統が生まれたのでしょう。
  • しかしながら、この謙虚さは、感情豊かな朝鮮半島の人たちには「卑屈」と映り、人は威張らねば尊敬されない、というまったく別の伝統を生み出したのですが、これは日本では「高慢」とされ敬遠されます。
  • 朝鮮半島では、この「威張って尊敬を得る」という伝統の結果でしょうか、近年では任期を終えた大統領が惨めな末路を迎えるようです。「威張らねば尊敬されない」までは分るとしても、親戚縁者・部下や秘書までもがアリのように群がって甘い汁を吸うという犯罪の伝統まで残しているとは、・・・・まことにご愁傷様でごぜーますだ(笑)。

ここが日本と朝鮮半島の違いなのでしょう。

  • その昔、とは言っても金大中大統領の時代ですから15年ほど前でしょうか、韓国が北朝鮮へ資金援助し、不法送金さえ、ささやかれました。
  • こんな時でも、援助する側は「援助してあげる」で尊敬を集め、援助を受ける北朝鮮側も「援助させてあげる」で応える、これが「朝鮮族の間では常識」らしい。

う~ん、違いますね。分らなくなってきた(笑)。 


たとえば、誰かから援助を受けたとしますと、言葉では感謝を示していながら、態度のほうは「援助を受けてあげている」という威張ったものになってしまう。こうなると日本人は、言葉と態度が裏腹じゃないか、なんて生意気な奴なのかと感じることになるんです。このようなことは国民性の問題として、一番根本的なことです。

相手への感謝や謝罪の気持ちを、日本人はペコペコ頭を下げる態度で、しつこいくらいに示しますね。韓国人にはそういう態度は卑屈な態度と映るんです。何か援助を受けても、相手が自分に援助して当たり前だと思えば、感謝すらしません。だから、日本がいくら韓国に援助をしても、感謝の意を示そうとしないんです。: 呉善花「やっかいな隣人 韓国の正体」祥伝社黄金文庫 平成24年10月20日初版第1刷発行 


上記の呉善花には「ワサビの日本人とトウガラシの韓国人」という著作があります。

  • 唐辛子のからみ成分であるプサイシン過剰摂取の韓国。このからみは、やや長く体内に残るようですから、かっかと怒り狂って感情をもろにだす朝鮮半島人には必須の香辛料なのでしょう。これがない食事では、正調・朝鮮節〔ちょうせんぶし〕とは言えません。昨今、中国から安価なキムチが韓国へ輸入される時代になったそうで、自宅でキムチを漬けることがなくなれば、もう韓国産キムチは過去のものになるのでしょうか。それとも「日本への毒ギョーザ事件」に似た何らかの問題が発覚して、やはり中国食品に頼るわけにはいかず、自国で漬けなければならないという回帰時代がやって来るのでしょうか。
  • 一方、わさびを使うのが日本人。ワサビの辛味成分(アリル イソ チオ シアネート)で、いっとき涙をだすけれどもすぐにおさまり、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とも言います。昨今「さびぬき」があっちこっちで見られ、日本も軟弱になりましたね。
  • 日本の「さびぬきのにぎり寿司」、韓国の「唐辛子ぬきのキムチ」なんてあり得ないと思うのですが・・・・・・(笑)。 
今のところの私の理解では、カプサイシン(唐辛子)は、小量を摂取する限りいい効果を生むようですが、過剰に摂取すると危険なようです。

一方、わさびに関しては、いまのところ危険情報がなく、いい効能ばかりしか聞けません。なのに、「サビ抜き」してまで「わさび」のないにぎり寿司販売を増やそうとしているのが解せませんですだ(笑)。  

あるとき、テレビでトウガラシとワサビが人体に与える作用の差についての番組を見た。・・・・

トウガラシを食べたときの人間の血液は身体全体をめぐりながらも、とくに頭部へのかたよりを見せる。したがって、唐辛子を食べると神経に刺激を与え、血液の循環をよくし、食欲を増進させる。また脂肪分を分解する役割をするため、太りすぎを防止するが、同時に精神的に興奮しやすい作用を産み出してもいる。

一方ワサビを食べたときの血液は、トウガラシとは逆に心臓の方へのかたよりを見せている。そのため、ワサビを食べると鎮痛作用が働き、精神に落ち着きをもたらしてくれる。まさにズバリ、韓日の国民性の違いが指摘されているようで、おもわず「なるほど」とうなずいたものである。:P.194 呉善花「スカートの風」角川文庫 


はたして、「わさび」と「とうがらし」、どちらがいいのでしょうね。ともに「ほどほど」が良さそうですが・・・・(笑)。

最後に私のささやかなワサビ観を!

  • 本わさび・・・・香りは最高ですが1本買ってきて1回で使い切ったことがない。冷凍できるとは言うのですが。
  • 粉わさび・・・・これが一番からくできますが、香りがない。
  • チューブ入りわさび・・・・保存性がありけっこう辛いのですが、塩分が強すぎるのが欠点。まぁそうしないと保存できないのでしょうが。

一番いいのは、本わさび粉わさびの混合

これが辛いし香りもよくて最高。でも保存性を考えると、手軽な「チューブ入りわさび」に走ってしまう軟弱さ(笑)。

ただし「チューブ入りわさび」とは言っても、私が使うのは、小さいものではなく、中型のチューブ入り(業務用か)。昔は800円くらいの大型を使っていましたが、後半にはほとんど香りがなく、だめでした。

「チューブ入りわさび」でも最初は香りがありますが、すぐに辛味と強い塩分だけになってしまうようです。健康のため塩分取りすぎには気をつけていて、わさび醤油の場合でも醤油を少なめにしております。

ちなみに購入歴を調べると

石垣島へ引っ越して22ヶ月(2年弱)の間に「中チューブわさび175g:328円~589円」を9本買っていますから、1本を2ヶ月半くらいで使い切っているようです。

ドレッシングにも使えるし漬け物にもつかえます。妙なオイル入りドレッシングは気持ち悪いし、ノンオイルタイプは使う量が多くなるし味に好みがある上に添加物が気になるため、今では「やさしい酢(液体)+ゆず100%瓶入り(液体)+小量のわさび」に行き着いております。


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