カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 126 トランプの「foe(敵)」とは

2018年07月17日 09時05分52秒 | 海外

トランプの手法ですが

  • 最初、ガーンと衝撃を与えておき、その後に、穏やかにして有利な立場に立とうとしている。
  • しかしそれは国内法という締め付けがあれば成り立つかも知れませんが、もっと緩やかな国際法の前では通用しないかも。
  • 首脳(中国の習近平・ロシアのプーチン・北朝鮮の金正恩)を褒め称え、その部下の手法を徹底的に攻撃し改善させる。
  • 従来の立場は、習近平・プーチン・金正恩といった独裁者は、自分の一言で何でも決められると思い込むものでしたが、トランプの場合は逆の発想で、これら首脳を思いきりほめておき、その部下たちの決める方針を徹底的に批判する、という手法を取っているようです。
  • 結局、現実問題を1つ1つ解決するという地味な努力ではなく、だめだったらすぐにでも「お後と交代」しそうです。 

EUに対してトランプは次のように言っております。:こちら

Donald Trump calls the EU 'a foe' ahead of Putin summit

プーチンとの会談の前にEUを「foe(敵)」と呼んだ。

この「foe」というのは「敵」を意味する言葉で、用例として次のようなものがあげられております。:こちら 

Well, I think we have a lot of foes.

I think the European Union is a foe, what they do to us in trade. 

“Russia is foe in certain respects. China is a foe economically, certainly they are a foe.

But that doesn’t mean they are bad. It doesn’t mean anything. It means that they are competitive.” 

そう、幾多の「敵(foe)」があるようだ。

私の思うに、EUが貿易面で米国にしていることは「敵(foe)」だ。

ロシアはいささか尊敬に値する「敵(foe)」で、中国は経済的に「敵(foe)」で、たしかに露中は「敵(foe)」だ。

ただし彼らが悪いという意味ではない。EU・露・中は競争相手なのだ。

結局

  • 破壊することからしか物事は変わりませんが
  • トランプは破壊するだけで何もできない 

こんな風に定着するのではないかと、恐れています。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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