カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ロシアの醜聞 07

2015年08月14日 05時20分39秒 | 海外

マレー機撃墜、現場にロシア製ミサイル破片か 調査団が発見 

【AFP=時事】昨年発生したマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH17便撃墜事件の調査当局者らは11日、ウクライナ東部の墜落現場でロシア製の地対空ミサイル「ブク(Buk)」の一部の可能性がある破片を発見したと発表した。・・・・ 

 MH17便は昨年7月17日、ウクライナ政府軍と新ロシア派武装勢力が激しい戦闘を繰り広げていたさなかに撃墜され、乗客乗員298人全員が犠牲になった。 

 ウクライナと欧米諸国の多くは、同機を撃墜したのは親露派と断定、ロシアから供給を受けたブクミサイルを使用した可能性があると指摘している。一方ロシアと親露派はいかなる責任もないと否定し、非があるのはウクライナ軍の方だと主張している。 

 この事件の刑事捜査を行っている国際合同調査チームには、オランダ、ウクライナ、オーストラリア、マレーシア、ベルギーが参加している。:AFP=時事 2015年〔平成27年〕8月12日


ロシアによる

ウクライナ領クリミア半島侵略が2014年3月ですから、かれこれ1年半になります。

これに関連してウクライナ東部で紛争が起こり、ウクライナ上空でマレーシア機が撃墜されたのがちょうど1年前の2014年7月。

ウクライナのロシア側国境近くでウクライナの親ロシア派がロシアの武器援助によるミサイルで「ウクライナの航空機だと見誤ってマレーシアの民間機を打ち落とした」とされますが、今回「やはりか」と思わせるような「ロシア製のミサイルの破片が発見された」ニュースです。

それでもロシアは、関与を否定しています。それはそうでしょう、言論を統制しておけば、都合の悪いニュースはプーチンのもとへは入ってこないのですから、知らぬ存ぜぬを続けることができます。そうですとも、悪いのは西欧ですからね。

それよりも前

ロシアのウクライナ領クリミア半島侵略の頃に、クアラルンプール発で北京行きのマレーシア機が行方不明になったのが、2014年の3月でした。

こちらは1年半後の2015年7月にレユニオン島〔マダガスカルの東〕で飛行機の残骸の一部が発見されたようです。

レユニオン島とは言っても、アルバート・アイラーの魂を揺さぶるような演奏「Spiritual Reunion」とは関係がなさそうです(笑)。

両方とも、マレーシア機だったという偶然。

両方とも、ロシアと中国という共産国に関連していそうな事件・事故でした。

なぜ共産国と言ったかといえば

  • 絶対に非を認めないから、余計に怪しくなる
からでした。奇しくも、冬季五輪が中国に決ったのですね。つまり
  • 2008年夏期五輪・・・・中国の北京
  • 2010年冬季五輪・・・・カナダのバンクーバー
  • 2012年夏期五輪・・・・イギリスのロンドン
  • 2014年冬季五輪・・・・ロシアのソチ 
↑ ここまで終了済み
↓ ここから来年以降の予定
  • 2016年夏季五輪・・・・ブラジルのリオデジャネイロ
  • 2018年冬季五輪・・・・韓国の平昌(ピョンチャン) 
  • 2020年夏季五輪・・・・日本の東京
  • 2022年冬季五輪・・・・中国の北京 

このうち、中国とロシアのオリンピックで大問題が発生しました。

北京では、オリンピック史上初めてだと思いますが

開催前の各国で行なわれた聖火リレーで妨害活動が起こりました。あってはならないことですが、世界中の人々が「中国を嫌っている」ことの証明になりました。

また北京の大気汚染ゆえに選手の入国が遅れました。

何よりも外国人記者に対する独裁国家らしい取材制限が目に余るほどでした。

開催前は取材の自由を謳っていましたが実際には厳しく制限するなど、口では「美しく」言うけれども、実質は「すべてを否定する手法」は中国共産党の常套手口ですね。

「中国共産党の表明には、もう今後いっさい誰も騙されない」ことでしょう。

ロシアのソチオリンピック直後に

その開催国であるロシアが、突然隣国のウクライナ領クリミア半島を武力侵略したことにも驚きました。

冬季オリンピックの終了を待ち構えていたかのような暴挙に、ただただ呆れるばかりです。

その後1年半が経過しますが、世界の多くの国がロシアに経済制裁を加え、ルーブル安とあいまって天然ガスの輸出で潤っていたロシア経済が悪化し、ロシア内務省が1割の職員解雇を決定しています。

そして、またまた冬季五輪が、その中国で開催されることになったのです。なんか不穏な雰囲気が漂ってきますね。ただしこれがきっかけで中国共産党が、いよいよ崩壊へ進むかも知れません。

中国やロシアが引き起こす好戦的な事件について

  • 絶対に非を認めない
  • 権利を主張するのみ

というのが、気になります。

共産主義国というものは、こういうものなのでしょう。こうしないと大勢の国民を押さえつけることができない、反論はすべて封殺する、という宿命なんでしょう。

これはロシア国内や中国国内では、何とか暴力的弾圧で押さえられるかも知れませんが、しかし一歩、国外へでると、そうはいかないのです。

  • 世界中が、プーチンの判断に従うはず
  • 世界各国が、中国共産党の決定に従うはず

が大間違いなのですね。そんなことは、あり得ないのですが、それが分っていないのが、ロシアと中国の未熟さなのでしょうか。

さて恐怖の「ロシアと中国」がどう歩んでいくか、見逃せません!


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