不明なことが多い北朝鮮大使館襲撃事件。
そもそも北朝鮮が不透明な国であり、決して実像を見せようとはしていません。
この事件は、2019年2月22日つまり米朝会談(2019/02/27-28)の直前に、スペインの北朝鮮大使館が襲撃され、館員が縛られPCなどが盗まれたものです(Wikipedia)。
北朝鮮公館襲撃に米関与か スペインでCIAと報道:共同通信 2019/3/13(水) 21:27
スペイン紙、北朝鮮大使館襲撃の容疑者が「CIAに関係」と報道:afp 2019年3月13日 23:59
可能性として次が考えられます。
- スペイン紙が報道したことは事実で、米CIAが韓国機関と協力した事件だったのか
- 容疑者10人のうち少なくとも2人が証言しているらしいのですが、その証言が怪しいのか
- スペイン紙の誤報かでっちあげか
- いつも通り北朝鮮の自作自演劇か(マッチポンプ)
そういえば
- 北朝鮮はマレーシアでの金正男殺害事件(2017/2/13)でも関与を否定し続けていますが、どんなに明らかなことであっても、北朝鮮・中国・ロシアなどの全体主義国では都合の悪いことなら「関与を否定」しなければなりません。
- 世界の複数の国で北朝鮮の大使や外交官を国外退去処分(たとえばこちら)にしていることから分かるように北朝鮮は無法国家・乱暴狼藉国家なのです。
- 北朝鮮は今もなお国連の制裁下にあり、ヨーロッパ各国も、北朝鮮による制裁逃れ(瀬取りなど)監視のため艦船を派遣しております(こちらなど)。制裁逃れでは韓国に一番の疑惑がありますが、全体主義国らしく韓国は制裁逃れに関して調査することなく「関与を否定」し続けております。どうみてもアヤシイ擬似民主国家です。
- 第2回の米朝会談も、数々の豹変が原因で決裂しました。私には、どちらに責任があったのか、はっきりとは分かりません。うすうす分かっていますが・・・・・・(笑)。
北朝鮮が無数の「事件」を起こしてきたことを考えると、「1.~4.」の可能性がどれもあり得ることだと思われます。
北朝鮮外交官を国外追放 バングラ:産経新聞 2016.8.9 01:23
メキシコが北朝鮮大使を追放 72時間以内、核実験に抗議:毎日新聞 2017年9月8日
スペインで北朝鮮「大使」の国外追放:afp 2017年9月19日
ペルーで北朝鮮「大使」「外交官2人」を国外追放:afp 2017年12月24日
時と共に変わるので、その後、国外追放を取り消したところがあるかもしれませんが、大きく分けると
- 「北朝鮮と国交がない」
- 「北朝鮮と国交がある」
でしょうが
「北朝鮮と国交がある」国の中にも、大使館をおいている国もあれば大使館をおいてない国もあります。
しかも「北朝鮮と国交がある」のに「北朝鮮大使を国外退去処分」「北朝鮮外交官を国外退去処分」としているところもあり、これらが刻々と変わってくるのですから、注意深く見ていないと分かりません。
こちらの記事によれば(現在も正しいと仮定して)
▲「北朝鮮と国交がない」全体の15%程度らしい
アメリカ 韓国 日本 台湾 フランス イスラエル サモアなどの南太平洋諸国の多く など
ただし今、韓国の大統領文在寅は、無批判に北朝鮮へ接近しており軽んじられています。
一方アメリカは、これまで2回北朝鮮と会談をもっておりますが、いまだ合意に至っておりません。北朝鮮は、言葉では「全面的核廃棄」と言っておりますが、いつでも「それは内政干渉だ」と言う準備をしており、「検証」を許さない「全面的核廃棄」でだまされる国はなく、韓国だけが「だまされるふり」(偽装廃棄に対して偽装承認するのが韓民族の常識か)をしています(笑)。米朝会談の前から「合意があり、制裁が緩和される」と勝手に考えて行動していたのがその証拠です。つらいことでしょうが、こういった読み違いを認めない限り韓国に明るい未来はなさそうですが、それどころか韓国野党にも「決裂の裏に日本の影」と例の「責任は自分ではなく他者にある」をもちだしました。どんな場合でも、自分には責任がないという、これは朝鮮半島や中国では宗教のようなものです(笑)。
▲「北朝鮮と国交がある」全体の85%ほどで圧倒的に多い
中国 ロシア カナダ EU(フランスとエストニアを除く) アフリカ諸国(ボツアナを除く) など
アメリカも怪しいのですが、それ以上に北朝鮮が怪しいのです。
さてさて、皆様はどう思われますか。