共産主義では、規則がうるさくなると・・・・
「秘密主義国家」北朝鮮で深刻化する機密情報ダダ漏れの実態:DailyNK 2021年05月14日
北朝鮮では、二枚舌ぶりが中国に筒抜けらしい。つまり・・・・
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- 対外的:中国を「褒め称え」
- 体内的:中国を「こき下ろす」
こうなってしまうのが常で・・・・
北朝鮮「密告奨励」看板にうかがう「金正恩訪中」の可能性:
DailyNK 2021年05月14日
情報がダダ洩れ状態になっているのを防ぐのに「密告を奨励する」のは、自然な流れでした。
「ダダ洩れ・規則が細かくなる・密告を奨励」が成立するのは、共産圏では当たり前なのです。
しかしそれにしても、なぜ共産主義国では、こういった細かい法律が多すぎるのか。
2000年以上も前に住んだとされる「中国の老子」がいました。
その存在さえ、危ぶまれています。老子は孔子を否定しており「孔子」の問題点を指摘できることから「孔子よりあとの時代」の人ではないか、とか少し「孔子」より前の人であり、「孔子」は老子の教えを受けた、などの説があるようです。
ひょっとして老子は、在野の批判的な「想像上の人物」として描かれたものだったのかも知れません。
老子は2000年後の共産主義勃興を見越してこう言います。
「天下多忌き、而民弥貧」(天下に忌き多くして、而うして民は弥いよ貧し):こちら
天下に禁令が増えれば増えるほど、人々は貧しくなるもの。法がうるさくなればなるほど犯罪が増えるらしい。
天下に忌諱(きい)多くして民いよいよ貧しく、
民に利器多くして国家ますます昏(くら)し。
人に伎巧多くして奇物ますます起こり、
法令ますます彰(あら)われて盗賊多くあり。
出典:[訳注]小川環樹 中公文庫 1973
すでに左翼韓国ではそれが現実のことになっているらしい。
例えば2020/12/14可決の「対北朝鮮ビラ散布禁止法」ですね。こういった世界各地から非難ごうごうの法律を可決したため、それを運用できないとなれば、韓国では(文在寅はあと10ヵ月ですがその後も)目に見えない社会的抹殺を考えます。
既に「反日」では社会的抹殺が有効らしいのですが、反北朝鮮としての社会的抹殺は南北統一まで続くでしょう。南北統一されれば、やっとその矛盾点に気が付くという次第です。「目の前の餌にしか興味がない」ので、それがなくなったら、やっと気づくのであり、総合的に考えられません。
しかし北朝鮮が「制裁解除と核兵器排除を並行して進めたい」
としているではないか、と反論しますが、「なぜ国連制裁があったか」について考えが及ばないようで、制裁解除だけしか念頭になく、やはり「目の前の餌にしか興味がない」と言えます。
共に「それ以前にやるべきことがありそう」ですから、どことなく似てますね(大笑)。
これを私は「韓民族の視野狭窄症」と呼んでおります。
例の「スピードを出せば、ますます視野が狭くなる」というやつですね。
朝鮮半島では、急速に近代化したため(アメリカより、日本よりも、はるかに速かった)、視野が狭くなったのは当然なのでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。