カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

雨の被害

2016年02月14日 08時30分56秒 | 科学(気象)

日本のみならず、世界中で

かつて見られなかったほどの(とはいえせいぜい100年程度の例からして)不規則な降雨がみられます。

場合によっては、

  1. 床下・床上にまで浸水し
  2. 外出ができなくなり
  3. さらにひどい場合には山崩れ・崖崩れで家や人命が失われてしまう

などの被害が発生します。簡単に言いますが、大変なことなんです。

最近よく言われるのは

  • 「ゲリラ豪雨」というもので、集中して一ヶ所に記録的な降雨がみられます。
  • さらに日本では、季節を問わず「~月の史上最高記録」などを、しばしば目にします。

現在2月の半ばであり

まだ記録が更新されるかも分りませんが、昨日も「2月としての(暫定的な)記録」を更新しています。

気象庁のデータを御覧下さい。

現在の(06:20までの暫定的)降雨量です。

各地で、 「2月としての1位」を更新しています。

上の図で下の方は、1時間の降雨量の全国1位だった愛媛県近永(ちかなが)の昨年2015年の月ごとの降雨量です。

これらを比較すると、同地では本日2月の半ばにして1時間最大降水量42.5mmを記録し、昨年2015年2月全体の4mmを大きく超えたどころか、昨年全体の記録41.5mm(9月)さえ超える降水量を記録しています。

分りやすく言えば

愛媛県北宇和郡鬼北町近永(きたうわぐんきほくちょうちかなが)などを、昨年とは比べものにならないほどの季節外れの豪雨が襲っています。

1時間の降水量が50mm近くになると、車の運転はできないし(ワーパーの往復が視界保持に役立たない)、もちろん傘をさして歩くことさえ困難です。

念のため、こちらから入手した白地図を入れておきました。

これらの気象データを得たのは、「気象庁」からです。


中国に関する醜聞 91 AIIB

2016年02月14日 06時27分17秒 | アジア

英シンクタンク、中国経済“墜落"シナリオ想定 AIIBは難題未解決で船出

中国経済の危機はさらに深刻化するのか。2015年の成長率が目標の7%を下回ることが濃厚な同国は、16年に6%台後半の「安定成長」を掲げるが、英シンクタンクは2%台という超低成長に突入するハードランディング(墜落)シナリオを想定している。中国の成長戦略であるアジアインフラ投資銀行(AIIB)も正式に発足したものの、「ジャンク(紙くず)債」以下の無格付け状態など、ゆがんだ運営は改善されないまま。:zakzak 夕刊フジ 2016.1.4 20:48

2016/01/19現在、30カ国がAIIBの国内批准を終えている模様ですが、「やっと参加表明した57カ国の半分」に達した、とも言えます。その後増えたでしょうか。

出典:こちら では30カ国が批准した、としています。


中国はやっぱり「中進国の罠」を突破できない!「中国ルール」の経済圏構想が抱える致命的な欠陥

現代ビジネス 2015/12/7 高橋 洋一

香港の社債市場では格付けなしの社債が珍しくないらしいのですが、AIIBがいくら国連機関ではなくても、中国主導の国際機関債ですから、無格付け債権を発行しても一体どこがこれを購入してくれるのだろう、と疑問をもちます。

中国がどれだけ信頼されていないかの証明になると思われます。

そして、その無格付けの債権を、韓国が押しつけられて買わされることに(あるいは喜んで買うことに)なる、という報道〔時事 2015/12/03〕がありました。

どちらにせよ韓国は、「まともな国になる」よりは、「中国の言いなり(従前通り中国の朝鮮省)になる」ほうを選びつつある、と言えます。ハイ、お疲れさん! 


AIIBに関しては、1年前を思い出します。

2015年の春ごろでしたか、ある人が私に「日本もAIIBに参加したほうがいい、という意見がありますね」と問いかけたのですが、私は即座に

「私が関心をもっているのは日本がAIIBに参加すべきかどうか、ではなくて、参加を表明している国のどこが離脱するかです

と応えました。

今でもその考えに変りはなく、「今の中国共産党では国際的な銀行を主導することは不可能」だと考えています。

案の定

  • 参加表明はした
  • 参加表明はしたが、調印しなかった国
  • 調印したが、国内批准しない(できない)国

があるかと思えば

  • 今なお参加の申込みをする国がある

と同銀行側が述べており、まだまだ不安定な要素がありますね。

それではAIIBに関するほかの説をご紹介しておきましょう。 


中国AIIBは、のっけから課題が山積している:東洋経済2016年01月21日 


AIIB 副総裁に韓国人起用 :毎日新聞2016年2月5日