ただいま、日本時間では2015年7月1日になっております。
- ヨーロッパでは、6月30日が終わろうとしている時間帯ですね。
- さてギリシャの債務問題はどうなったのでしょうか。深夜ゆえに情報が少ないのが心配ですが。
先ほど日本時間7月1日02時のニュースがありました。
ユーロ圏、緊急会合開催へ=ギリシャの新提案議論-デフォルトの公算
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は30日、ギリシャ金融支援問題をめぐり、同国政府から受け取った新たな提案を議論するため、同日夜(日本時間7月1日未明)に電話会合を開くと明らかにした。現行支援は30日の打ち切りが決まっており、EUは新たな支援交渉に入る可能性を探っているが、同日の会合で歩み寄れるかは不透明な情勢だ。
ギリシャ政府は現行支援の打ち切りをにらみ、債務再編を含む2年間の支援計画案をEUなどの債権団に提案。さらにこの支援が実行されるまで、現行支援を延長するよう求めた。:時事ドットコム 2015年(2015/07/01-01:02)
まだ駆け引きが続いているようです。
どんな仕組みを考案しても、人はその欠点・盲点を突いてことを有利に運ぼうとするものです。
EUに関しては、加盟に関しては徹底した条項があるようですが、離脱や除名に関する条項があいまいらしく、ギリシャの過激左翼政権はこれを巧みに利用している、そういう印象が残っています。
債務返済ができないまま
- EUやIMFからの支援が延々と続き
- EUが更なる支援の引き替え条件としてギリシャに緊縮財政を要求するも
- これを拒否し続け、放漫財政を改めようとしない過激左翼政権は7月5日に国民投票をすると突然発表
- それでもそんな手に乗るかと反発したEU
- ぎりぎりの段階に至って、ギリシャ政府は国民投票直後までの1週間ほど銀行の業務を停止に
- EUは引き続きの支援予定を変更し、ギリシャのデフォルトが決定的になったと思われた最終日の30日
- この日に、ギリシャがまたまた新たな提案をしたらしい。間に合うのかどうか不明で、今の段階でどういう提案か、その詳細は不明ですが、新提案とひき替えに2年間の支援延長を要求したらしい。またまた支援を継続させるために新しいごまかしテクニックを編み出した懲りないヤツラか(笑)。
- ヨーロッパやギリシャ時刻では、いま30日の夜ですが、はたして何らかの進展があったのかどうか。
相手への感謝や謝罪の気持ちを、日本人はペコペコ頭を下げる態度で、しつこいくらいに示しますね。韓国人にはそういう態度は卑屈な態度と映るんです。何か援助を受けても、相手が自分に援助して当たり前だと思えば、感謝すらしません。だから、日本がいくら韓国に援助をしても、感謝の意を示そうとしないんです。:呉善花「やっかいな隣人 韓国の正体」祥伝社黄金文庫
つまり
情緒には地域ごとに異なる性質があるため「高慢な態度だ」として「情緒的反応に情緒的に反発」していてはいけない、ということです。
- 左翼政権陣営が頑張って国家を裏切るのか、国民投票で右翼陣営が頑張って国民を裏切るか。
- すでに左翼政権はあきらかに国家を裏切っていますが、7月5日の国民投票でどうなるか、
- 国民投票の争点は「EUが要求する財政緊縮を受け入れるかどうか」であり、「EUを離脱するかどうか」ではありませんが、受け入れない場合、いくら左翼政権が「自らEU離脱はしない」とがんばっても、安保問題を考慮しながらもギリシャのEU離脱・除名の方向へ向かわざるを得ないと思われます。
- そうしないとEUの内部統一が保たれないからでした。
- 朝鮮半島の北朝鮮と韓国には違いがあるでしょうが瀬戸際外交を続けているという点では一致しており、ギリシャの瀬戸際外交がどうなるか、と共に目を離せません。