カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 23

2015年07月05日 03時17分36秒 | アジア

中国共産党は、「大昔の日本の侵略者」キャンペーンを張ることで「現在の中国共産党の侵略行為」を覆い隠せると思っているようで、この隠蔽工作・歴史のねつ造否定は、いかにも共産党らしい(笑)。

↑ むり無理ムリ unreasonable/ déraisonnable/ irrazonable/ irracional/


■国策となった習政権の「日本たたき」 日米同盟亀裂に期待?

5月23日、中国の習近平国家主席は、日本の国会議員や民間人との「友好交流大会」に突如、姿を現して演説を行った。 

演説の前半で習主席は穏やかな笑顔を浮かべながら「日中関係の発展重視」を語ったが、後半では一転、厳しい面持ちで、日本との「歴史問題」を持ち出し、「歴史の歪曲(わいきょく)は絶対許せない」と口調を強めた。 

本来は「友好」を語り合うはずの交流会で、「歴史の歪曲」とは無関係の日本の一般市民も参加する会で、このような厳しい言葉を浴びせる必要が一体どこにあるのか。 

だが、よくよく考えてみればこれは実に簡単な話だ。「歴史問題」を材料に日本をたたくのは既に、習近平政権の長期的な国策と化しているからである。( 石 平 ):2015/06/29


中国共産党は、

自国民である中国人が文化大革命や天安門事件のことを知ろうとしたり調べることを厳しく禁じており、違反者を容赦なく拘束・逮捕しております。

「弾圧」という一言では表わし切れない、「言論の自由」の重みを感じます。

自国の「歴史を正視できない」中国共産党が、日本に対して「歴史を正視する」よう要求する「ど厚かましさ」

には、落語のように笑ってしまいます(笑)。

冗談だと思っているかたがいらっしゃるかも知れませんが、本人(中国共産党)が「真剣」なので、またまた笑いの度合いがあがります(笑)。

落語家や漫才師は、おもしろいことを「笑いながら」ではなく、平然として演じるからこそ、おもしろいのですね。私たち素人が冗談を言おうとすると、言う前から自分で笑っていることがあり、これでは面白さが伝わりにくい?

何を言ってもかまいませんが

中国共産党のお粗末な論理に、世界中が「匙(さじ)を投げている」ことをお忘れなく!

では

なぜ世界各国は中国共産党をロシアのように制裁できないのか

といえば、もうお分かりですね。そうです。

「暴力的な中国共産党が、暴力的な中国人を押さえつけてくれている方が、まだマシだ」と思っているからでした(笑)。

たしかに、もしも中国共産党が崩壊して恒例の内戦状態に陥れば、

  • 一体誰が得をするのか、それは内戦の双方に武器を提供する武器商人だけか。
  • そして内戦で食糧難に陥った無数の民が、ボートに乗って難民として韓国や台湾や日本に押し寄せるでしょう。そこでは、中国人本来の無頼さを発揮し、もう各国の治安は乱れに乱れてしまいますが、そうなってもいいのでしょうか。
  • いま地中海を漂流してEUへ密入国しようとする難民が多数いるとのことで、これを思い浮かべてしまうのです。

そして武器商人の裏には、・・・・そうです(笑)。

その中国共産党が「崩壊して難民が続出するよりは、現在の弾圧のほうがマシ」論によって、現在の中国共産党の言論弾圧を正当化しているように見えます。

しかし「中国共産党の弾圧を支持する」という選択は危うい、と私は思うのです。


一昔前ですが日本では

堂々と、「ヤクザは必要悪と言う人がいました。いまでは、皆無とまでは言えないものの、かなり少なくなりました。なんという変りようでしょう。

当時この主張をしていた人たちは、「ヤクザ社会が、世の中からはみ出た人間の受け皿になっていて、もしもこの極悪人たちが一般社会に出たら、大変な混乱を引き起こす」などと主張してはばからず、かれらが不法な薬物銃砲刀剣類の取り扱いやバクチ稼業に精を出すのを、積極的に黙認していたフシがありました。

しかし、仮にこのヤクザ集団にいくらかの存在価値があったとしても、それは社会のシステムに不備があっただけのことであり、不法集団の存在を正当化すべきではない、これが当時の私の考えでして、いまでも変りはありません。これはヤクザのみならず危険な右翼組織や総会屋などの不法集団すべてについて、同じことが言えます。

しかし、まだまだ九州北部で犠牲者が出たり大混乱の痛みがみられるとしても、地域の人たちに「不法集団をなくそう」という悲壮な覚悟さえあれば、決して「必要悪」ではなくなり、より住みやすい社会になるはず、と信じています。もちろんそこには、法整備がどうしても必要です。

新宿の歌舞伎町(かぶきちょう)も

40年前には何でもなかったのが、主に中国人が出入りするようになってからか、ずいぶん物騒な地域になり、20年前ごろには人が寄りつかなくなりました。

しかしその後、地元住民らの必死の努力もあり、相当改善されたと聞きおよんでおります。その気になれば歌舞伎町を「必要悪」による危険地帯ではなくせる、のでした。

決して「危険な歌舞伎町が自然状態」ではないのですね。自由を尊びながらも、住人の意思さえあれば、まだまだ問題はありますが、ヤクザを押さえることができるという見本でしょうか。

よって現在のヤクザである中国共産党

同様の意味で正当化できず、混乱はあるでしょうが、崩壊したほうがよく、決して「必要悪」ではないのでした。

中国共産党が暴力でもって「暴力的な中国人を弾圧」しているからまだマシだ、と考えて中国共産党を「必要悪」だとするのは、ヤクザを「必要悪」だとするかつての日本と、どれほど違うのでしょうね。

世界中が、中国共産党の崩壊に備えると同時に、ヤクザ集団をなくそうとする意志をもち続けるならば、きっとましな方向へ向かうはずだと、信じています。

永世中立国のスイスですが、

いろいろ問題はあるとしても人口800万人をかかえ、国連には加盟していますが、EUやNATOには正式に加盟していません。

しかし軍隊として4000名ほどの常備軍と21万人の予備役をもち、国境警備がかなりきついようです。

つまり旧社会党などが主張していた「軍隊がなければ誰も攻め込んでこない」というのは、中国共産党がチベットを占領したのを知っていたら分る通り、間違った思い込みのようです。

世の中には、文字通り「悪意に満ちた人たちが必ずいる」のであり、これに備える必要があります。ただし注意しなければならないのは、この悪意の侵略に備えると称して武器商人や国を滅ぼすような右翼が闊歩(かっぽ)する世の中になっても、いけません。しかし無防備はもっと危ない、と理解しておきたいものです。

そういった観点から昨今の安保法整備議論に注目しております。

  • 選挙で自民党をあまりにも大勝させると、烏合(うごう)の衆「国粋主義」に突っ走る臭いを感じさせ
  • 「中国に一切触れないまま安保法整備に反対し無防備を主張する勢力」を支持していると、中国共産党を利する臭いがあり

正しい判断とは一体なんなのか、相当難しいですね。

情緒的に「はんた~い」とか「さんせ~」とすることなく、よ~く考えたいものです。