朴大統領の支持率35.6%に上昇 イラン訪問で回復 (2016.5.5 朝鮮日報)


【ソウル聯合ニュース】

韓国の世論調査会社、リアルメーターは5日、国会議員総選挙(4月13日)後から3週連続で下落していた朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率が前週より4.6%上昇した35.6%になったと発表した。

不支持率は4.6ポイント下落した59.8%。

リアルメーターは「朴大統領のイラン訪問に伴い大規模経済効果などをめぐる報道が急激に増え、景気回復に対する期待感が高まったため」と分析した。(抜粋)


南朝鮮という国の人たちは新聞などを読むとき、見出し部分しか読まないような人が多いのですね。以前も少し書きましたが、

ひらがなしかないような ぶんしょうをよむと
 
かんじになれている ひとにとっては よみにくいとおもいますが
 
よめているとおもっている
 
みなみちょうせんじんにとっても
 
じつはぶんしょうをうまくよみこめないのです。

たったこれだけの文章でも、ひらがなだけだと意味が掴みにくくなりますから、
 
最後まで記事を読んでいても正しく理解している可能性は極めて低くなるので、実質文盲率は "OECD 최고 (OECDの中で最高)" という見出しを付けながら、記事の中は中高年の文章読解力は途方もなくひどい、という記事を書けたりします。
 
こういった国民の背景を知ると、この記事の内容はグッと分かりやすくなります。


この支持率調査の前に「4兆円規模の事業受注、イランで光る朴槿恵「セールス外交」」といった報道が経済情報誌を始め多くのメディアで繰り返し流されました。
 
これはネズミの時代に開発された支持率を上げるための成果水増し手法なのです。

ネズミ政権が資源外交の成果だと誇った了解覚書(MOU)は96件ありましたが、このうち本契約につながったのは16件と16.7%にしか過ぎません。
 
それというのも、MOUというのはまったく拘束力のない覚書のようなものですから、本契約に至る割合はそれからの "お付き合い" の状態に大きく左右されます。

南朝鮮の場合は、取り敢えず国民に提示できるオミヤゲが欲しいだけなので、本契約率は極めて低くなるのです。

で、実際に「4兆円規模の事業受注~」の記事を読んでみると、
 
いやぁ、素晴らしい成果のように見えますが、
 
実際は了解覚書(MOU)13件、取引条件協定(MOA)4件、業務協力最高合意覚書(HOA)3件、仮契約2件などといった感じで、
 
本契約は1本もなし。
 
「一括請負契約」とはありますが、これは一括請負方式でのMOUの事ですね。仮契約はHOAよりは一歩進んだ契約段階ですが、破棄されることも少なくありません。

ですが、そんな事は少しも触れず、また読者に余計な疑念を抱かせないために覚書の種類は詳細を語らず金額だけを前面に押し出す。
 
そりゃあ、「よくやった!お嬢様!!」となるでしょう。今回の支持率はこのようなカラクリがあって上昇したのです。