小さな町内から見えてきた日本の家族風景。私たちが働き盛りの頃、男性は誰もが所帯を構えるものと思っていた。いい年をして独身の男は奇異の目で見られた。
当時は学生運動も盛んで全学連が東大の安田講堂を占拠したり、国労のゼネストで電車が動かないことなど日常茶飯事であった。
サラリーマン生活も植木等のスーダラー節そのもので、外出先の喫茶店で時間をつぶすなどあたりまえであった。
安普請のアパートに所帯を構えて、サラリーマンはマイホームを建てるのが夢であったが、地価が毎年上がり続けていた。
ローンで家を建って、子供が2人から3人いるのが普通の家庭であった。子供達も自分達の同じく結婚して家を構えると思っていた。当時職場は男性社会であり、働く女性は少なっかた。女性は家庭を切り盛りしていた。当時は女性は結婚して家庭に入るのが普通であり、結婚は永久就職といわれた。
子供達の世代になり、女も仕事があるのが当たり前になり、専業主婦が少なくなった。
しかし、子供達は独身が多くなり、娘は離婚して出戻ることも珍しいことでなくなる。私達の世代は子供が結婚して親と同じ家に居ると思っていたが、老夫婦だけの所帯が多くなる。
近所の男性70歳前後で、半数がどこか体が悪い。呆けた人もある。所帯を構えた子供達は自分の子供の世話で精一杯である。とても親の世話まで目が行きどころない。
自分達夫婦は健康に気を付け、経済的にも子供に依存しない覚悟である。こんな町内風景である。
当時は学生運動も盛んで全学連が東大の安田講堂を占拠したり、国労のゼネストで電車が動かないことなど日常茶飯事であった。
サラリーマン生活も植木等のスーダラー節そのもので、外出先の喫茶店で時間をつぶすなどあたりまえであった。
安普請のアパートに所帯を構えて、サラリーマンはマイホームを建てるのが夢であったが、地価が毎年上がり続けていた。
ローンで家を建って、子供が2人から3人いるのが普通の家庭であった。子供達も自分達の同じく結婚して家を構えると思っていた。当時職場は男性社会であり、働く女性は少なっかた。女性は家庭を切り盛りしていた。当時は女性は結婚して家庭に入るのが普通であり、結婚は永久就職といわれた。
子供達の世代になり、女も仕事があるのが当たり前になり、専業主婦が少なくなった。
しかし、子供達は独身が多くなり、娘は離婚して出戻ることも珍しいことでなくなる。私達の世代は子供が結婚して親と同じ家に居ると思っていたが、老夫婦だけの所帯が多くなる。
近所の男性70歳前後で、半数がどこか体が悪い。呆けた人もある。所帯を構えた子供達は自分の子供の世話で精一杯である。とても親の世話まで目が行きどころない。
自分達夫婦は健康に気を付け、経済的にも子供に依存しない覚悟である。こんな町内風景である。