韓銀総裁「3.8%成長も困難」

(本文)

韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は7日、国会企画財政委員会の国政監査に出席し、「今年の3.8%成長達成は困難だと思う。
 
経済条件が困難で、3%台半ばに成長率予測値を引き下げる予定だ」と述べた。

韓銀は今年の成長率を4月時点で4.0%と予想したが、
 
セウォル号沈没事故による消費低迷などを受け、7月に予測値を3.8%に引き下げた。
 
韓銀は15日にも成長率予測値を引き下げる予定だ。

アベノミクスによる急激な円安への対応策として、
 
利下げを実施するか否かについて、李総裁は「円安に金利で対処するのは非常に慎重でなければならない」と述べ、
否定的な立場を示した。
 
李総裁は「為替相場には金利以外の要因が大きく作用しているため、金利を引き下げても為替防衛という成果を収めるのは困難だ」と述べた。
 
その上で、「円安による懸念を承知しており、鋭意注視している。
 
韓銀の対応が遅いわけではない」との認識を示した。

一方、国際通貨基金(IMF)は7日に発表した「世界経済見通し」で、
 
欧州と日本の経済回復の遅れを理由に今年の世界経済の成長率予測値を3.3%に下方修正した。
 
今年7月時点の予測値を0.1ポイント引き下げた。
 
韓国の成長率予測値は3.7%に据え置いた。

(本文ここまで)

計算式の好きな金田向けの記事ですね。
 
まずはIMFの3.7%となった計算式を見てみると、
実質経済成長率の計算は

実質経済成長率(%)= (今年の実質GDP - 去年の実質GDP ) ÷ 去年の実質GDP × 100

で求められますから、
 
IMFの数値を使用すると(2014年は予測値)

(1176944.52 - 1134853.20) ÷ 1134853.20 × 100

となりますから、

42091.32 ÷ 1134853.20 × 100 = 3.71

このような計算の結果、IMFは3.7%となっているのです。
 
基本、韓国銀行も同じ計算式を使っていますが、政府の意向を強く組んだ予測値を使うのでIMFよりも高めの数値になります。
 
ですが、南朝鮮に住んでいる人の多くは3%越えの経済成長を実感している人はほとんどいないはず。
 
それもそのはず、実は韓国経済はここ数年、マイナス成長を続けていたからです。

キーワードは負債。

負債はあってはいけないものではありませんが、資産と負債のバランスを見た際、
 
一定以上の負債はマイナスの生産性の性質を持ちます。
 
特に南朝鮮の家庭負債はインカムに比べて異常な額の負債領域に達しています。
 
その南朝鮮の家庭負債を見てみますと、2013年の家庭負債残高はおよそ980兆ウォン。
 
それが、今年の6月には1040兆ウォンに膨れ上がっています。
 
およそ60兆ウォンの家庭負債増ということです。

2014年の実質GDPはこの60兆ウォンが上乗せされている結果、
 
増加しているということになります。
 
この60兆という巨額な負債が消費に回っていなかった場合どうなっていたかというと、
 
経済成長率は -1.58% という結果になります。

南朝鮮が経済成長率を保っていられるのもひとえに国民の借金のおかげであり
 
3.8%成長どころか、経済実態は既にマイナス成長経済に突入していたのです。


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