個人債務が急増 過去最大の約109兆円=韓国 (2016.2.24 朝鮮日報)


【ソウル聯合ニュース】

韓国銀行(中央銀行)が24日発表した昨年末時点の家計信用(個人債務)残高は1207兆ウォン(約109兆1700億円、暫定値)で、2002年の統計開始以降で最大となった。

1200兆ウォンを超えたのは初めて。

家計信用残高は家計部門の負債がいくらあるかを示す統計で、銀行をはじめとする金融機関からの借り入れと販売信用(クレジットカードによる購入など)を合わせたもの。

家計信用は昨年の1年間で121兆7000億ウォン(11.2%)増加した。

増加幅も過去最大だった。低金利や不動産景気の回復、多額の保証金を必要とする賃貸住宅価格の上昇などが影響したとみられる。

四半期別の増加額をみると、1~3月期が13兆ウォン、4~6月期が33兆2000億ウォン、7~9月期が34兆4000億ウォン、10~12月期が41兆1000億ウォンと増加ペースが加速していることが分かる。

10~12月期の場合、住宅ローンを組む際の所得審査の強化を控えた駆け込み需要により家計信用が急増したと、韓国銀行は分析した。10~12月期の銀行の家計向け貸し付けは22兆2000億ウォン増えたが、このうち住宅担保貸し付けが18兆ウォンを占めた。


2014年末で1089兆ウォンの家計債務でしたから、1210兆7000億ウォンになはずじゃあ、というツッコミは置いといて、アジア主要国最悪の家計債務は独走状態になっています。

で、先日のエントリーを思い出して欲しいのですが、9月頃にはすでに安い金利で住宅ローンを組むことができなくなっていて、10月には貸出金利も上がっていたんですよね。
 
ということは、少なくとも第4四半期の増加分41兆1000億ウォンから銀行貸付22兆2000億ウォンを引いた18兆9000億ウォンは「本来、借金をしてはいけない層」の可能性が高いということ。


2014年の国家総負債は4781兆5000億ウォンと言っていましたが、
実際の2014年の国家総負債は5615兆8000億ウォン。
 
この時の政府債務は533兆2000億ウォンでしたから、昨年は36兆7000億ウォン増加しています(あくまで、政府債務のみ)。
 
家計債務が121兆7000億ウォンの増加を加えると、158兆4000億ウォンもの増加となり、これだけで5774兆2000億ウォンに膨れ上がっている。

他の負債増加を加えたら恐らく6000兆ウォン近くになっているでしょう。


今日最初のエントリーで、竹島の領有権について書いたのですが、この時もIMF危機を上手く使っての交渉でした。
 
今回は容赦なく攻め立てて良いと思いますよ。
 
遠慮なく、"平和的" 解決で、お金をチラつかせながら、ビタ一文払わずに、竹島を返還させるチャンス、ということです。