4月だけで8兆5000億ウォン…暴走する韓国の家計融資 (2015.5.29 中央日報)


家計負債の暴走が止まらなくなっている。

銀行の家計融資がこの1カ月間で8兆ウォン(約8736億円)以上増えた。

歴代最高記録だ。

14日の韓国銀行の「金融市場動向」報告書によると今年4月、銀行の家計融資残額は579兆1000億ウォンで1カ月前より8兆5000億ウォン増加した。

前月である3月の家計融資増加額(4兆6000億ウォン)を「ダブル・スコア」で跳び越えた。韓銀が関連統計を取り始めた2008年以降の最大幅だ。

以前の最大記録は昨年10月の6兆9000億ウォンだった。

低金利は金融会社の受信高にも影響を与えた。

平均利率が年1%台で座り込むとすぐに定期預金で多額のお金が抜け出た。

今年4月の定期預金残額は542兆7000億ウォンで、1カ月間で4兆3000億ウォン減った。

反面、預金の引き出しと預け入れが自由な随時入出式預金残額は437兆5000億ウォンで、1カ月間で3兆2000億ウォン増加した。

付加価値税の納付期間で出費が多かったにもかかわらず随時入出式預金の残高が増えた。

適当な投資先が探せない待機資金がそれだけ増えたということだ。

基準金利を史上最低である年1.75%に下げた韓銀としては「家計負債急増」という負担を抱くことになった。韓銀は15日、基準金利を決める金融通貨委員会を開く。(抜粋)


多分、この記者は忘れているんですよね。

3月に20兆ウォンもの追加融資を行いましたよね。
 
しかも、「これ以上の拡大融資はない」とまで言えば、そりゃあ融資額も一気に膨らむでしょうに。
 
こうなることを分かっててやっていたと思ったら、実は予想外でした、という記事なんですね。

で、定期預金が4兆3000億ウォンの減少で普通預金が3兆2000億ウォンの増加を「待機資産」としていますが、それは大間違い。
 
それではどこに1兆1000億ウォンは消えたのか。
 
単に、定期預金を取り崩し、生活の足しにせざるを得なかった、というのがその本質でしょうに。


で、今回の金融通過委員会は利上げも検討、ということでしょう。
 
まぁ、どちらにしろ地獄が待っているだけなんですけどね。