「歴史的一歩」扶桑社の教科書採択、つくる会が会見

2005-07-14 08:17:45 | 教育
 栃木県大田原市教育委員会が、「新しい歴史教科書をつくる会」メンバーらの執筆した扶桑社の教科書を採択したことを受け、同会の八木秀次会長らは13日、都内で記者会見し、「歴史教育を正道にもどす動きが軌道に乗り始めたことを示す歴史的な第一歩」と採択を評価した。同会は、現在同社の歴史教科書を使っている全国の私立中8校についても、来春以降、継続使用の方針であることを確認したとしている。(読売)

つくる会会長「歴史的な第一歩」 扶桑社教科書採択
 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆した中学歴史・公民教科書(扶桑社発行)を栃木県大田原市教委が採択したことを受け、同会は13日、記者会見し、八木秀次会長は「歴史教育を正道に戻す動きが軌道に乗り始めたことを示す歴史的な第一歩だ」と声明を読み上げた。
 続けて「一部勢力は韓国の反日機運をあおり、特定の教科書を採択させない働き掛けをしている。許すことのできない内政干渉だ」と批判した。(共同)

扶桑社の歴史・公民教科書 数都県で採択の動き
現在使用の私立8校も継続方針
 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆した扶桑社の中学歴史・公民教科書が十二日、市区町村立中としては初めて栃木県大田原市で採択されたことで、関係者は「全国各地に有望な地区があり、第一号が出て教育委員らは勇気付けられるのではないか」と波及に期待している。また、現在同社の歴史教科書を使用している私立中八校すべてが継続して採択する方針であることも同日分かった。(教科書問題取材班)
 扶桑社教科書が参入して初の採択となった平成十三年は、妨害活動などによって私立九校(歴史・公民六校、歴史のみ一校、公民のみ二校)や東京都立と愛媛県立の養護学校などが採択したにとどまっていた。
 しかし、その後の新設校のうち、私立中一校に加え、東京都教委と愛媛県教委が重点校と位置付ける中高一貫校計四校が採択し、公立一般中での使用に道を開いていた。
 市区町村立中での初めての採択について、つくる会は、「市教委が発表するまでコメントできない」としているが、関係者は「抗議を恐れている採択関係者の背中を押すことになり、全国での採択に流れができる」とみている。
 関係者によると、数都県で採択が有望な地区があるという。東京都が来春開校する中高一貫三校も可能性が高いとされる。私立では、歴史教科書を現在使用している国学院栃木中(栃木県)▽常総学院中(茨城県)▽麗澤中(千葉県)▽麗澤瑞浪中(岐阜県)▽津田学園中(三重県)▽皇学館中(同)▽甲子園学院中(兵庫県)▽岡山理科大付属中(岡山県)-のすべてが今回も採択する意向をつくる会側に伝えている。
 各校は「これまでの教育実践で学習指導要領に最も忠実な教科書だと裏付けられた。改訂版は現行版より読みやすく教材として洗練されている」と評価しているという。(産経)

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